組織拡大中のHow to の共有

※備忘録

撤退事業の収束も目処がつき、専攻分野をより発揮できる会社に転職して、早2か月が経った。
わりかし世界的にも規模の大きな会社に転職したが、転職時の決め手であった「蓄積された知見にアクセスでき、刺激が多い」が実現できたため、非常に悔いの無い選択だったと思える。

組織再編(拡大?)があり流動性が高くなってきているため、会社としてもオンボーディングを重視している雰囲気がある。
中途で入った一般社員の目線から気付きがあったので、忘れないようメモしておく。

【情報の秘匿性について】
 どの業界でもそうかもしれないが、あえて公表していないノウハウというものは必ず存在する。
「標準化ないし人材教育による品質の担保」と、「流動性の高い業界」とのトレードオフは、特にノウハウにより利益が大きく変わる分野において非常に難しいものであると再認識した。
メーカに勤めているが、最近のコンサルしかり、プロフェッショナルを育てる⇔そんなに簡単に育つのはプロフェッショナルではない の二律背反に対して、打ち出す施策の裏の思想が気になるところである。

 私は学生時代や前職で、わりかしフルメタルジャケット感(ガチのスキンヘッド軍曹からの感情論による詰め)を経験してきたため、自ら知識にアクセスして、実行まで絵を描いて持っていける今の流れは楽しい。やりたいやつは勝手にやれの社風はかなり性格にあっていると感じる。一方、時間をかけて知識を蓄積してきた年長者からしたらたまらない部分もあるだろう。異動や出向により、成果を刈り取る前にテーマを引き継がざるを得なかったり、短い時間で手軽にエッセンスを共有されてしまう。未経験で見て盗めというのも生存バイアスが強い。

 プロパーでない社員の権限をどこまで許容するかも難しい。知見にアクセスできる権限はあるが、競合に情報を片手に転職するリスクは当然あるし(NDAに抵触しない小さいノウハウは数多くある)、頭数をカウントしている以上、指導・教育する方は大変な心境だろう。国によっても指導方針のスタンスはかなり色が出るだろうし、時間を取って調べてみたいところである。

 WLBとの両立を求める風潮の中で、マネージャー職は必ずスーパーマン気質が求められる場面があることは容易に窺えるため、人間性まで求められたらそれを叶える人はどれくらいいるだろう。。
 
何がいいたいかというと、ジャンプの主人公気質になりたい人生だったということです、、

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