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山岳遭難

今年の夏は山の遭難事故が多かったように思う。
ネットニュースでも毎日のように全国で遭難事故の報道がみえた。
北アルプスとかメジャーなエリアだけでなく四国だったり栃木では
四人も低温症で亡くなったりしている。

滑落も多かった。富士山も9月に入って死亡事故起きているよね。
割と高齢者が割合としては多い感があった。50歳以上の人が
多いなぁ、という感じ。
僕の知り合いも北アルプスで滑落した。幸い足の指と手の指の骨折で
済んだけれどそれでもリハビリ入れたら全治三か月の重傷だ。

僕も若いころ一度槍ヶ岳からの下山中に調子に乗ってほいほいっと下っていたら勢いがつきすぎて止まらなくて最後は吹っ飛んで空中で一回転して背中から岩場に叩きつけられたことがある。幸い背負っていたリュックがクッションになって大怪我はしなかったがそれでも手、肘、足、あちこち擦りむいているし何よりショックもあって固まったことを覚えている。
あれも運だ。運が悪ければあの程度でも人は死ぬ。背中で落ちて前に飛んだ先がとがった岩なら頭か顔を直撃でまず助からない。あるいは3mくらいの小さながけがあったら・・これもたぶんタダじゃ済まなかろう。

それでもさ、なんか遭難というか事故すごく多かった気がする。
山登りに来ている人たちの体力が軒並み下がったみたいな、と言うと
なんか変だけど体力が落ちた人が多いんじゃないだろうかね?
個人差はあると思うけどこの数年一番大きな肉体的ななにか?って
いえばあれしかない訳で。身体の抵抗力を落とす結果になっている、という
検証もあるし。山に来るような人たちなら基本的には日常では
健康なヒトでしょう? そういう人は率先して打つよね。体力自慢の
年配者多いもの。

結果としてなんか調子悪い、今年はイマイチ・・なんか体力落ちたなぁ・・やはり年かしらね・・・
でも山には行きたい、で前来た時も大丈夫だったし、なんてね・・
思ったよりつらいなぁ・・でもまだまだ・・で力尽きて救援を
頼む人もかなりいた今年の遭難事例。
まあ道に迷い行動不能になったらさっさと119が正解。
北アルプスだったら大体携帯は繋がるしね。

山で死ぬなんて相当にカッコ悪い。他人にたくさん迷惑かけるしね。
自分の体力を一度客観的に把握してから次の山行を決めても遅くない。
そんな風に感じた秋のひとときでした。

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