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鉄瓶生活2


鉄瓶のある生活、なんていうと大げさなのだけれどそれなりに楽しんでおります。で鉄瓶というのはいつも火にかかっていればいいのだけれど湯冷ましにしてしまうと錆びる、ので火から外しておくなら中のお湯は空にするのが基本。これ、ガスで湯を沸かす生活では意外と不便。うちは古いガスストーブがあるのでこれに乗せてみたんですが沸騰まではいかない・・・
で火鉢を使うことにしました。

うちは古い家だったので古いものはいろいろ(笑) 引っ越すときに随分と処分はしたけれど確か火鉢は持ってきた?と思いまして探しました。一応見つけたんですが火鉢、というか手あぶり、という30cm四方くらいの木の箱。中に入っていた灰とか五徳とかがない・・・まあ灰はどうにかなるんですが五徳はねぇ・・ないと鉄瓶が乗せられないじゃん。

炭も以前仕事で使っていた最後の10kgが手つかず・・湿気てるんだろうなぁ・・とは思うけれど少し出してガス台にのせてじかに火をつけてみる。
う~ん、だめか・・まあ三年くらい屋内とはいえビニール袋で密封しておいたとは言え湿気てるなぁ。なので新しい炭を少し買いました。炭なんて安いもんだよねぇ。新しい炭は10分もガス台であぶればきれいに火が起こる、のでそれを種火にして古い炭も混ぜて使う魂胆ね。とりあえず試してみないと分からないから、まずは炭に火をつけて火鉢に灰を少し入れて乗せてベランダ放置。30分ほどできれいに燃え出しました。

ただまだ何も乗せられない・・五徳が必要なのね。それに本当は火箸とか火消し壺とか炭入れ箱とか日常生活で炭使うとなるとこまごま必要な物ってあるわけですよ。火箸はトングで代用、炭箱は別に段ボールでもいいとして火消し壺かぁ・・買うと案外高いんだよね(笑)
ふとヤフオクを覗いたけどやはりそこそこお高い・・・・

そこにふと閃いたのでした。ジャンクな錆々な茶道の釜とかやすいんじゃないか?鉄でできて蓋のあるものだよな、って。でさがしたらありましたありました。なんと風炉という炭を置く台と五徳に鉄釜が付いたもの、状態はよくありませんが釜の穴さえなければこちらはいい訳なのでまさに「これが欲しかった」というお品。値段も安い。五徳だけでも数千円は当たり前のさどうの道具の世界なのにセットのほうが何故安い???

近年では珍しくオークションまじめにやりましたが予想に反し?ライバルなしであっさりと最初の入札額で落札。送料のほうが高いっての(笑)まあ実は火消し壺についてはうちで使っていない鍋のうちで古い両手鍋の蓋がかなり密閉することを思い出して試しに火のついた炭を一つ入れて蓋をしたらなんと30分ほどできれいに消えて、金属鍋だからベランダにおいておけば自然に冷えるし、「なんだこれでいいじゃん」となったわけなのですが(笑)まあ五徳だけ買うより安くいろいろと手に入るのなら「まあいっか」モードの今日この頃な訳であります。

現物がまだ来ていないのでもう数日は炭で火を起こしても何もできないのですけどまあちょっと楽しい(笑)お湯は鉄瓶で沸かしてガスストーブの上で保温、使う際はガスで二三分沸かせば沸騰するのでそれを使う、というのが今日の我が家のスタイル。実は室内の温度と湿度を何か所か計ったのだけど意外と湿度が低い。50%を切っている。下手すると40%くらいしかない。これは少々乾燥しすぎだろう、と鉄瓶オンザストーブを実行したわけですね。

昨年は一冬北海道暮らし、つまり家の中は暖かい生活だったでしょう、今年のほうが寒いのよ、家のなか(笑) ただ室内が寒いのはいや!断固としていや、なので冬はガス代電気代かかってもきっちり暖房する、事にしてます。前に住んだ昭和の古民家(笑)は趣はあったけど冬は本当に寒かった。寝室なんか朝の気温が真冬だと8度とかね、室内ですよ・・・それで、室内の気温があまり低いと当然それを吸っている訳で体が冷えちゃうんですよ。体が中から冷えちゃうと簡単には温まらない・・・・という事は病気になりやすいしそうでなくても体調が良くなる理由がない。だから冬は暖かくする、事にしたんですよね。これは必要経費だと(笑)健康を維持するために必要なんだと自分的には考えているので夏の暖房と冬の冷房はケチりません。まあエアコンの温度設定は20度ですけど24時間稼働です。

だからエアコンのおかげで暖かいですが乾燥している我が家なわけですね。火鉢の関しては換気も考えないとマジで「死ぬ」からどういうスタイルでどこにおいてとか考えてますけど今回風炉と火鉢、要は熱源を二つ手に入れてしまったのでその気になれば二か所で炭が焚ける(笑) お湯沸かし放題(笑)

そうそう鉄瓶の錆はお茶殻を炊いてそのまま一晩放置すると酸化鉄がお茶のタンニンと結びついて真っ黒に染まっちゃうんですよ。そういう手入れを何度かして錆の問題は大体片付きました。あとは白い膜、ミネラル分の結晶なんですがこれが全体にできると錆びにくくなるんでこれを育てるのがこれからの課題です。でね、これには裏技が。ミネラル豊富な水を炊くとそのミネラル分が内側に残るわけですから「じゃあ硬水炊けばいいじゃん。コントレックス炊けばよくね?」ってことなわけです。とりあえずうちにあったエビアンのジャンポールゴルチェの2009年イヤーボトルの中身を炊いたらあら!結構白いのが残った。エビアンでこれならコントレックス期待できそう!!と買ってきて炊いてみたんです。これは効果ありそうです。2Lボトル一本炊いたら内側にミネラルの結晶の幕がかなりできました。

で今日は普通に水道の水を沸かしてますが今のところ問題ありません。出かける時なんかは昔使っていた魔法瓶に沸いている湯を入れて出かけます。お茶飲むときは魔法瓶の中身を電気ケトルで沸かすのでほぼ一分ほどで沸騰するからこれは省エネですよね(笑) 一人で飲む水の量なんてたかしれてますもんね。

ここからはどうでもいい話なんですがヤフオク、久しぶりだったのでついついあちこち色々な物を見て回りました(笑) でね、ふと思ったんですけど出品者っていうのは買ってほしいわけですよねぇ、そのために出しているんですよね。でもそれにしては情報がなさすぎる物、案外多いなぁ、って。洋服ならサイズ情報が全然足りない SML だけではねぇ、ちょっと困るもの多いですよね。色も写真すべて違う色に見えることもよくあるパターン(笑)黒とかね、光の加減でぜんぜん違う色に見えるもんね。靴も例えばかかとの減り具合は意外と大事だと思うわけです。買ってもかかと修理しないと履けないならそのコストもかんがえるわけですからね。あ、僕は中古の靴平気な質なので(笑)
機械ものならジャンクなのにほとんどその説明をせずやたらとNCNRを押し付けてくる人も多いなぁ。骨董系は説明が全然不適切なほぼ詐欺?っていうのも結構あるし。もうかれこれ15年はヤフオクやっているんで思うんですが出品者もかなりレベルの低い人が増えました。ハードオフとかセカンドハウスとか業者も増えたせいもありますが業者の出品でも情報足りないことは多いですね。数たくさん出しているから一つ一つに時間をかけられないのはまあ理解できますが買う方にしてみれば吟味しての入札ですからねぇ・・商売の基本だと思うだけどその辺は相当適当なんですよね。買う側の知識のなさとか思い込みとか勘違いが多いのも裏返せばこの出品者たちを見れば想像出来るんでつまりはどちらもレベルが下がっている、という事なわけですね。レコードはジャンルとして成立しているから割とちゃんとしているんですけどねぇ、洋服とかファッション系はかなり適当、アンティークはだます気満々業者も多いな、という感想でした。ま、だまされても腹が立たないような金額しか使わないからどうでもいいって言えばそうですけどでも何かの縁ですからできれば気持ちよく取引したいものです。

さて、二三日後には新しい形で鉄瓶生活が始まる?といいのですけどどうなることやら・・・もうすぐ大晦日だなぁ・・・・・・おせちは作らないのですが久しぶりの和食を少し作り出しました。たまに作ると楽しい。


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