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鉄瓶生活

急に寒い日が続くようになった。ついつい暖かいものを飲みたくなるでしょう。元々お茶が好き。ヨーロッパだとコーヒーがどうしても多くなるのは一つは水のせいもある。ドイツで働きだして最初のころ、前の晩の片づけを翌朝したら緑茶だった湯飲みの中身がほうじ茶に(笑) 硬水で緑茶を入れるのは大変なのだった(笑)

で、以前手に入れて使っていたがここ数年は自宅にいない事が多くて使うのをやめていた鉄瓶を年末の部屋の片づけ、大掃除兼模様替えの最中に見つけてしまい現実逃避で(笑)鉄瓶再生に逃げ出した。

そこそこ大振り、かなり古いがもともと手入れをしていなかったものを譲り受けたので状態はそんなに良くない。一時期は慣らしで毎日炊いていたがなかなかの難物。ざっと洗ってまずは火にかけて。一回目、ひどいものだったのでお湯を捨て水洗でたわしでざっと中もこすった。本当はあまりこれはやらない方がいいのだけど浮いている錆はどのみちはがれるからね。
二度目色は出なくなってきたがあじはまだちょっと。もう一度水洗いして三度目。これでなんとか行けそうかな・・・・

緑茶を淹れてみる。あ、意外と美味しい。うちの水道は古いマンションで屋上の給水タンクにあげてから落とすタイプ、つまりタンクが汚れるともうどうしようもない水しか出てこない。水道管の水ならうちのあたりはまだそんなにひどい水ではないとは思うがここしばらくニセコの素晴らしい水を飲んでいたから早々水道水は飲む気にはなれず(笑) ブリタのお世話になっている。
それでも寒くなってきて水自体が夏よりはだいぶましなので鉄瓶で炊いたお湯が飲めるならそれはそれでありがたいですな。

とりあえずガス台にとろ火で鉄瓶を乗せてほっておく。毎日やったらガス料金で破産だが(笑)きょうはまあ良しとしよう。
そのあとほうじ茶を入れ、紅茶を入れ、試した結果はわるくなかった。というかブリタの水と比べると良くも悪くも力があるのね。ブリタの水って臭くはないんだけど水に全然力がない。生気もすべて吸い取られている感じなんだ、と感じたりした。そうか、これ結構ちがうな。

ただ中の赤さびはやはり少し気になるので夜最後に安いお茶の葉を入れて煮だしてそのまま一晩放置、翌日はもう一度洗って何度かお湯を炊いて、きれいにして本格的に使いだした。

水が体に影響を与えることはニセコで暮らしていて痛感した。もともと生水を飲む習慣はあまりない。というより冷たい飲み物はまず飲まない。例外は炭酸水のみ。これは流石に冷蔵庫に入ってる(笑)
後はお茶、コーヒー、ハーブティー、白湯・・とにかく温かいものしか飲まないのが生活の基本なのでお湯が沸いている生活は悪くない。
石垣島に行くまでは都度小鍋でお湯を沸かすことをしていた。でもあちらで電気ケトルを使ってその便利さにやられた。一番のポイントは味だ。鍋で沸かすとどうしても味がかわる。ケトルのほうが変化がはるかに少ない。鍋はステンレス、アルミ、フッ素樹脂加工、などいろいろ試したんだけど白湯が美味しくないんだよね。それで鉄瓶、と考えたのはその時期だったのかな。

鉄瓶なら火鉢かぁ。あ、でも火鉢は確か処分したような気がするな。火鉢探してみようかな。自慢じゃないが我が家はもう50年もたっている古い集合住宅だ。窓のサッシが当時物なのでカギをかけていても隙間風が入る。雨戸もない。というか網戸もなくて明らかに後付で一番内側にあるんだよ(笑)
網戸は普通なら一番外側の設置する。そうでないと戸を開けたときに虫入っちゃうからね(笑) でもうちの場合網戸は一番手前についている。網戸を開けないと硝子戸の開け閉めが出来ない(笑)
またその網戸も後付けのレール工事が適当ですぐ外れて開かなくなる。
いま我が家のベランダへの網戸は外して使っていない。虫が入るのは仕方ない、生家は明治後期建築の家で網戸自体がなかったからね、実はあまり気にしていない(笑)
そうそう、だから火鉢で炭を焚いても多分一酸化炭素は大丈夫かな(笑)

水を変えて少し生活をして体調がどう変わるものか・・試してみましょうかね。



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