大人になってラピュタ観て思うこと
うちの車にですね。
ジブリのDVDを積んでるんですよ、ジブリ作品。
千と千尋とか、ハウルの動く城とか、ラピュタとかね。
なんでっていうと、5歳の娘が運転中にグズらないように、映像に集中して黙っててくれるように、なんですけど、今日の話の本筋ではないので戻しますね。
で、ラピュタを流していたんですよ。
運転しながらだから、赤信号の時ぐらいしかチラチラ見れないんですけどね。懐かしいなあ~って、やっぱりワクワクするな~って、面白いなあ~って思って観てたらね。
あのシーンですよ。
あのシーンのあのキャラクターが出てきた訳ですよ。
皆さん、この爺さんの名前知ってますか?
私は「トム爺さん」だと思ってたんですけど違ってて、正しくは「ポム爺さん」らしいです。どえらいひょうきんな名前してるじゃん!
まあ名前はどうでもいいんですよ。
この爺さんは坑道の中で過ごす時間が多いようで岩や石に詳しいらしく、パズーやシータの前で石を割ってみせたりするんですけどね。
その後、問題のシーンですよ。
シータの持つ飛行石を見て
爺さん、初めての飛行石の結晶を見て大興奮。手が震えて、終いには身体ごと震えだすんですよ。
もう、飛行石に触れよう、触れよう、とプルプルした末にね。
自らを抱きしめるように目を伏せて
「すまんが、その石をしまってくれないか」
「ワシには強過ぎる」
っていうんすよ。
どうよ??
わかる????
この爺さんの自制心ヤバすぎん??
とんでもねえ意志力の持ち主だよ
明らかにね、普通の人とは異なる暮らしをしている爺さんですよ。
穴倉の中での生活を好き好んで、喋りもしない石に語り掛けてる爺さんですよ。自分でもいってますよ、ワシは石ばかり相手に暮らしてきたって。本来であれば血の通った生き物相手に行うはずの営みを、無機物の石相手にしてきてる訳ですよ(泣)そんな爺さん、、もう爺になってんすよ!?たぶん無為に人生過ごしてきてますよ、気づけば爺になっちゃってたんだろうよ多分ね。そんなポム爺さん、ポムて…ポム顔してないだろ名前可愛いな爺さん。
そんな爺さんがね。
ワシも…みるのは初めてじゃ…
って言ってんすわ。
喉から手が出るぐらい欲しいはずですよ触りたかったはずですよなんならスリスリしたり他の石とブツけてみたりポケットにいれてみたり人肌で温めてみたり水に漬けてみたり枕元において寝てみたり綺麗な箱にいれてみたり
彼の言葉でいう「石と暮らす」って奴を実践したかったハズなんすよ。
そこをグッとこらえてね。
すごいよ、この鋼の自制心。
ハンパねえよポム爺さん。
なんだよポムって。
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