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飛び出せブラタハラ〜真備町を訪ねて〜

東淀川防災アシストの田原です
普段なかなかまとまった休みがとりにくい福祉現場で働いております

昨年8月の木曽三川、9月の琵琶湖疏水からの蹴上に引き続き、日帰りブラタハラ

岡山に行ってきました。

やはり岡山行くなら2018年の西日本豪雨で大きな被害かあった真備町に行きたいと思いました。

私が東淀川支援学校PTA会長2年目でした。

とある防災講座か何かで真備町で亡くなった母子の話を聴きました。

保育所に通う発達障害の娘さん、お母さん自身も発達障害があり福祉サービスを受けながら2人で暮らしていたそうです。

だんだん水位が上がっていく中、お母さんは福祉サービスの担当者に助けてほしいと連絡したもののその人は近くに住んでおらず助けに行くことはできませんでした。
近所付き合いがなく避難所の小学校がどこにあるのかわからず、きける人もおらず逃げ遅れて命を落としました。

この話をきいて入学してからずっとPTAで防災のことに取り組んできたけど、全然やん💦
取り残されて失われた命があることを悔しく思いました

福祉と地域と防災・防犯
その人の大切なもの、こと、人を守るための3つがつながってないとアカンよな…

知識を得る、情報を得る、知ってもらうこと…

実績浸水深



オレンジの屋根が印象的な倉敷市真備支援学校。2階床上まで浸水
児童生徒は近隣の支援学校などに分かれて通学をすることになりました。

こんな川の近くに…支援学校って結構立地よくないとこ多いんですよね


本流の高梁川がいっぱいになり支流の小田川堤防が決壊、その支流も流れ込むところがなくなり決壊
バックウォーター現象が起こりました


横溝正史のゆかりの地
ふるさと資料館

まさか横溝正史ばっかりの展示ではないか⁈と一抹の不安

横溝正史推しやん
少しあった
ありゃ結構少ないな


と思っていたらスタッフの方が来られて
ジオラマ大好き

歴史や防災に関心があってまわっていますと言うとご自身が被災されたことを話してくださった

もう雨は止んでいたけれど、だんだん水位があがってきたんです。でもなんか他人事っていうか逃げなきゃってまだその時は思ってませんでした。ぼくの祖父が水害があってここらへんまで水が来たことを昔、話してくれていて覚えていたのに…他人事でした

近所の方は17時間屋根の上で救助を待ったそうです。ご本人は腰まで浸かりながらも避難できたとおっしゃってました

床上浸水してくると畳が浮き出して、家具が倒れて流れてくるそうです。亡くなられた方は逃げ遅れて…あるいは逃げることができずだったのか…ほとんど家屋の中で亡くなられています。

新しい家がたくさん建っていました。避難所への案内もわかりやすいものになっています

おじさんはいつ話がおわるかわからないくらいいろんなことを知っておられて、岡山城に行く予定にしていたので少々焦りながら話を聞くことに…
いや、ホンマ面白かったんです。ジオラマや歴史、家系図、大名の話、廃藩置県でどう変化があったとか、わかりやすく説明してくださって歴史好きにはたまりません〜✨

大きな被害があったところにおそらく公園や何か建物を作っていて整備中でした。


さてなんとか岡山城に間に合いました



うーん、真正面はあかんな


ジオラマ✨
後楽園に行く方の橋の上から。後楽園行くヒマなかった
お堀の植物。なんか幾何学的でおもしろい

岡山城の展示はなにかと関ヶ原の合戦に絡めたものが多かったです。確かに面白いけど

最近のお城の展示ってどこか請け負ってるとこがあるのかな

観光地としては観光客が食いつく展示せなあかんけどね。

治水と街づくりの歴史の動画も面白かったな〜.

さて次はいつどこに行けるかな
基本日帰りですねん

たまの休みにたっぷりブラタハラでした

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