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9/9東吉野村天誅組第1回講演会①

2023年9月9日(土)、天誅組大和義挙160年記念事業として東吉野村住民ホールでイベントが開催されました。

東吉野村在住の父がパネルディスカッションに登壇予定でしたが、体調不良のため欠席いたしました。
申し訳ございません。

父の書籍「草莽ノ記」

たくさんの方が来られていて、ホールは満員でした。
遠く高知県からもお客様が来ておられました。

講演は刈谷市文化財保護審議会、会長、山田孝先生。
「天誅組と地域の人々」~天誅組義挙160年に寄せて~

山田孝先生からは鋭い問いかけがありました。
今年は天誅組大和義挙160年。
140年、150年は多くの行事があったが、160年は少ない。
若い人に伝える取り組みができていないとのこと。

それを聞き、うちの父が人生を捧げて取り組んでいるのに、私は何もしていないとハッとしました。

また、その後のお話やパネルディスカッションでは、子どもたちへどう伝えていくのかについて話がされました。
山田先生の刈谷市など、小学生が修学旅行で東吉野村を訪れて交流しているが、ちょうどいい教材がないし、伝え方が難しいとのこと。
子どもだけでなく、若い世代へ伝えることも課題。
各地で研究されている方や興味を持っている方はいるものの、その情報をまとめて伝える手段に課題がある。

お話の内容では、天誅組と追討軍の枠の中で考えるだけでいいのか?という問いかけがありました。

今回の講演のテーマは「天誅組と地域の人々」です。
天誅組、追討軍、各地域の人々との関わりはどうだったのか?
という視点での考えが必要なのではと。
さらにそれを地域の者が研究してほしいと。

激動の時代で、地方でも私塾や寺子屋が増加し、庄屋や農民など、多くの人々の考え方が変化する時代に起こった政変。
各地域によってどんなことがあったのか、どう考えたのか、それぞれ違いがあるそうです。

天誅組義挙は孝明天皇の大和行幸がきっかけとなりました。
大和行幸を決めた三条実美は、後に天誅組挙兵を辞めさせようとし、天誅組は逆賊となり追われます。
いったい大和行幸は何だったのか?
そのあたりを深く掘り下げる必要があるとのことでした。

ただ単に天誅組を考えるのではなく、明治維新にかけての時代背景全体で捉える必要があるとのことでした。

今まで何度か天誅組のイベントに参加したことがありますが、今日はかなり心が動かされました。

今ちょうど東吉野村にいるので、私も様々な地を巡りたいと思いました。

山田先生に許可をいただきましたので、講演のレジュメを掲載させていただきます。
ただ今実家におりましてスキャナーが使えません。
分かりにくくて申し訳ありませんが、画像データでご覧ください。
プリントアウトしていただくと分かりやすいです。
また自宅に戻りましたら改めて添付したいと思います。

後半はパネルディスカッション。また次の投稿でお伝えします。


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