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日々の料理、日々の飲み物 5月6日 蒸し豚とPunk IPA

大学生の頃
18歳の僕たちは、年齢を誤魔化して当てもない、居酒屋探しに没頭していた。

高校の時の仲間と集まり野球をした帰り、8人くらいいた僕らは夜繁華街を彷徨っていた。

大手居酒屋チェーンは、何処も全員の年齢を確認してくる始末。

小さなお店は人数が多すぎて入れない。

もう何度目かの大手居酒屋チェーンに断りを受けて、最後に訪れたお店がたまたま席が空いていて、なんとか腹が減った僕たちはご飯と酒にありつけた。

全員で生ビールで乾杯をし、熱燗を飲み、たくさんご飯をいただいて、これは結構、いい値段するのではないかと思いきや、お会計は全員3000円ポッキリ。

それ以降、僕はその店に7年ほど通う。
友達と通い、時には1人でも通い。
通わなくなったのは、僕が転勤になったから。

そのお店で僕は随分美味しいを磨いてもらった気がする。

あの時、大手居酒屋チェーンが僕たちを受け入れてくれていたら、僕の美味しいはもっと荒削りなものだったかもしれない。

そのお店は黒板メニューでたまにマスターが思いつきの料理を載せる。

そのうちの料理に『蒸し豚』なるものがあった。
記憶では蒸した豚肉のスライスの上にキムチが乗っているおつまみ料理だったが抜群に美味しかった。

その料理を不意に再現したのは2年前くらい。
豚肉の塊が安くて、よく買っていたのだが、いつも焼いて食べてるだけだったので、違う料理にしようと思った時に、思い出したのだ。

お店では1品料理だったものを、メイン料理に仕上げようと思い、ヘルシーなサムギョプサル風にアレンジしたのが

蒸した豚を、野菜のナムルとサムジャンと一緒にレタスで巻いて食べる『蒸し豚 改』

永遠に食べれるし、ほぼ野菜なのでカロリーゼロ。

こんな感じで野菜をたっぷり入れて

こんな感じに巻いて

全力でかぶりつく。

ヘルシーなタコスのような感覚でいただける。

そんな相方はやっぱりビールでしょ。

てなわけで、今日もPunk IPAで。

あーもう最高。

しあわせ

明日も楽しもう

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