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修学旅行に渋々行った息子が感じた韓国

高校の修学旅行で息子が韓国へ行った。

なんせ面倒くさがりの息子。用意をするのが面倒くさい、行くのが面倒くさい、ついでに言うと学校に行くのが面倒だ、学校だるいー、行きたくないーと1秒ごとに言うからやかましい。

修学旅行の代金はもう全額払い済み。びっくりする値段です。
キャンセルはできません。
行ってくれないと困るな、
私の給料○ヶ月分なんだからとか
息子に言い聞かせて
ヒヤヒヤしながら駅までなんとか送りました。

そして韓国へ渋々飛んだ息子。
「いい写真撮れたら送ってねー」と言ったけれど

3泊4日で送ってきたものは2枚。
1枚はこれ

「フェイスパックとBBクリームを買った図」

2枚目は

「帰ります」

むむ。あれ、ソウルの街並みは?青瓦台は?
ソウルタワーや、南大門や、明洞は、ドラマのロケ地はー?

もしかしてつまんなかったのかしら。
体調でも良くないのか。

いや、いや、違う違う、そうじゃそうじゃないんよ。
だいたい、修学旅行中におかんに写真を送る暇なんてないんよ。
お友達と旅行中に家族のことは思い出さないもの。

それと、
これが息子の感じた韓国なんだわ。

お土産を人のために買ったこと。
飛行機で帰る時に撮って送ったのは
なんか気持ちが高まったのかな。

夜に帰ってきて
家までの車の中で
聞いてみた。

「どうだった?」って。
息子はいつも、良かった=「まあね」という。
「まあね」ぐらいはお言葉欲しいな。
(なんせ費用が給料の○ヶ月分かかっておる云々云々)

そうしたら、

「めちゃくちゃ楽しかったー!!」

って花が咲いたように言うんだから、驚いた。

ソウルタワーから見た景色が本当にきれいだった
チーズタッカルビが美味しかった
韓国の人が結構日本語をしゃべれること
最近の美容事情を現地の人から聞いたこと
買い物が楽しかったこと

それに、日本がいい国なのをわかったと。
また行きたいか?と聞くと
「行きたい!!ほんと韓国おすすめ」とかわいい口調で言う。

それでも、
「日本食が恋しいわ〜」と言うので
「ここからだったらマクドが近いんだけど、マクドもまぁ日本食ということで」
「そうだねぇ韓国はマクドよりバーガーキングが多かったよ」

とワイワイしながら黄色いMに向かった。

渋々行って、行って良かった、楽しかったと
思えるのもまた思い出。

どこかに行くって、楽しいことなんだな。








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