さて、どう切るか
私は、広島出身ではないが、お好み焼きと言えば、広島風お好み焼きがスタンダードになる。
大学に入学するため上京するまで、元々お好み焼きを食べる習慣はなかった。
上京し、よく行く街の下北沢に広島風お好み焼き屋があり、そこで食べ始めて以来、スタンダードと化した。
広島風と、「風」が付くように、お好み焼きにもたくさんのバリエーションがある。
そもそも日本の食べ物には、雑煮など、地域によってまったく違うものが多く、地方に出張に行く際の楽しみでもあり驚きでもある。
今日、会社の広島支社での会議が終わり、ランチにお好み焼き屋に連れて行ってもらった。
東京でも食べられるのは確かだが、地元の人が行く店だけに、東京とはまた違った、美味しそうな分厚いお好み焼きが出てきた。
「これ、一人で食べるの?」
「そうですよ。意外といけますよ」
ヘラを使って、ザクザクとピザのように6等分に切り分け、食べ始めた。
「あれ?珍しいですね、そう切るんですか?」
そう言った支社の人のお好み焼きは、縦横で6等分していた。
つまり、横で半分、縦に1/3。
「え?なんか変?」
聞き返した。
「いや、東京ではそう切るのかなぁと思って」
日本では、地域によって食べ物自体にも違いがある上、切り方にも違いのがあるのか、不思議に思った。
さすがにピザは縦横に切らないとは思うが、もしかしたら切るのかもしれない。
思い込むことなく、時間がある時に、じっくり調べてみよう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?