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心療内科専任トレーナーを3年間してきて感じたこと−1−

心療内科専任トレーナーを3年間してきて感じたことをシェアしていこうと思う。

厚生労働省調べでは精神疾患を抱える総患者数は下記のように推移している

平成20年 323.3万人

平成23年 320.1万人

平成26年 392.4万人

と、
年々増加してきている。

私もこの3年間、様々な精神疾患を抱える方々をみさせていただいた。

精神疾患を抱える方々も当然だが様々で軽度の方から重度の方までおられる。

でも、共通項があるのは確か。

・考え方

・基準

特にこの二つの縛りに共通項がある。

私はトレーナーという立場で、
専門医ではない。

だから、あくまでも専門医ではない私目線ではあるがシェアさせていただこう。

1、ヤドカリ状態

精神科用語では『ヤドカリ状態』というらしい

世間一般的には聞いた方もおられると思うが
『コンフォートゾーン』

当たり前の空間であり、
居心地のいい空間である。

つまり今の状態がイヤで脱け出そうともそこがその空間になっていて、脱け出しそうになった時にあと一歩の勇気が出ずに結局、戻ってしまう。

このような方々を何十人もみてきた。

これは、指導者としては正直ツライ。

しかし、これは普通にありえること。

誰でもこのゾーンを維持したいと無意識的に働きかけている

しかし、ここからが特殊かもしれないが、
口では『良くなりない』と言いながらも本心では思っていない人がいること。

つまり、つまり、

変わりたくない!

現状がイヤなんですっ!脱したいんです!といいながらも可哀想な自分を演じるだけで、その宿(居場所)が好きだったり(可哀想な自分が好きだったり)する。笑

ある脳科学者がこんな話しをしていた。

『刑務所暮らしが長い人は出所しても刑務所に戻りたくなる。軽犯罪を犯してまでも』といっていたが恐いことに無意識のうちにそうなるらしい。

恐ろしいがこれは『人は変われない』ということを意味している。

一般的に脳は普段3%しか使ってないと言われるが、残り97%が居心地がいいと判断したら最後そこから抜け出せない。

体調が悪くなっている自分がコンフォートゾーンになってしまうと、そこから抜け出すのは並大抵ではない。

ある意味でこの恐ろしさを患者様を通して再確認させていただいた。

でもでも、もう一つ付け加えるとラクというのもある。

食うに困らないこの日本で『かまってちゃん』になっちゃったほうがラクでもある。

人間は怠け者だからラクをしようと思えばいくらでもラクをする

だから、一歩が大事だと私は言い続けてきた。

一歩を踏み出す人も多いが、すぐに挫折する。

続かない人がとても多い。

なんだか知らないが、
自分の基準で自分に期待し過ぎてる人が多い。

だから、一般的な概念から言うと

・真面目

・純粋っぽい→ぽいがポイント

・優等生

が。
ウツなど精神疾患ににかかりやすい。

私は昔から劣等生だったから無縁だけど。笑

無縁だからこそ見える景色があったりする。

まぁ。
無気力というのか、
何というのか。

このヤドカリ状態から抜け出すのは一歩一歩しかないのに。

✳︎人生は一歩一歩しかないよ。でも、自分に期待せずに。


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