沢田さん

変な夢見て寝れないのでメモしました。

私がある晩、自宅に戻ると、ドアの前に金属バットが立てかけてあった。3階に住む少年のものかと思い、転がらないよう壁際に寄せた。

翌日、会社で中澤さん宛の奇妙な手紙が届いた。「会社のシステムに関するお知恵に感謝」と書かれていたが、彼女は退職済みだった。連絡しても彼女は首を傾げるだけ。不気味さに襲われ、警察に通報したが、単なる悪戯とされた。

数日後、警察官が訪れた。沢田と名乗り、警察手帳を見せて本物であることを示した。中澤さん宛の手紙が殺人事件に関連する可能性があると言う。私に心当たりはなく、沢田さんに適当な返答をして、指紋を採取された。

ネットで調べたところ、通常、指紋採取は重大な疑いがある場合にのみ行われることが分かった。不安が募る中、沢田さんが再び訪れ、手紙に私の指紋があったと言った。私はその手紙に触れていない。
彼は被害者が持っていたとされる録音データを聞かせてくれた。そこには、「助けて」という声が断片的に入っていた。被害者は棒状の物で殴られたとのことだった。

その後、沢田さんとはスーパーで偶然にも何度も顔を合わせた。彼は、鈍器の金属バットに私の指紋と被害者のDNAが付着していたと言った。

その瞬間、私は悟った。しかし、沢田さんは「少し車に戻るので待っていてください」と言い、去った。私は彼が父に非常に似ていることに気づき、恐怖で車を急いで出した。幸い、パトカーが通りかかり、助けを求めて追いかけた。

私の両親は離婚しており、父は母に接近禁止令が出されるほどの行動をしていた。私が4歳の時、父は不倫がバレたのが私のせいだと思っていた。

母が亡くなってから、父は私を陥れるため警察に嘘を吹き込んでいた。警察はその度に彼を追い返していた。

恐怖で震えながら、沢田が来ていないことを確認したが、彼の目は冷酷で、私を捕らえた。なぜ沢田が父と気付けなかったのだろうか。