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第一回ボドゲメイカーズフェスに行ってきました(後編)

前編に続きまして、書いていきます。

4組目は、E.B.C.(Enjoy Boardgame Club)さん。

ゲームは「ウリカイ(新版)」です。
初版はゲームマーケットで即完売。2021春のゲームマーケットでbansoさんによってリメイクされ、新版として販売されました。

ウリカイは、フリマアプリをモチーフに、タイトルの通りに商品を売り買いしてお金をやりくりし、一番エンジョイしたひとが勝ちというゲーム。
最もお金を稼ぐ人ではなく、最もエンジョイした人が勝つという部分に拘りがあるとのこと。

制作にあたっては、実際にフリマアプリの運営会社で勤められていた方と一緒に作っており、フリマアプリのモノを売り買いする楽しさをゲームで体験してほしいというところが始まりだったそうです。

やはり、これがやりたいという意思が込められた作品は、良いですね。楽しむべきポイントが明快です。

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最後の5組目は、本会主催バンソウさんのゲームデザイナーであるミヤザキユウさん。

ゲームは「サラダマスター」、2021春ゲームマーケットの新作です。
人目を引く鮮やかなブースと終始人が絶えない光景は、記憶にも新しいです。

サラダマスターは、サラダの主役になる野菜の成分を使い、インディアンポーカーのようにそのカードの強弱を競うカードゲーム。
発想の原点は、この時勢の中で、健康に気を遣おうとしたミヤザキさん自身が、積極的なアクティビティではなく、野菜を食べて健康になろうと思ったことがきっかけとのこと。

そんな、ゆるいといえばゆるい発想を、ゲームとして成り立たせるために考える中で出会ったのが、文部科学省が公表する日本食品標準成分表。
面白さを目的にしていない実用資料でも、ゲームクリエイターが出会うことで面白いゲームが生まれます。

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以上5組の講演者の方と、ゲームの紹介でした。

総括として

主催のbansoさんに伺ったのですが、このイベント、昨年に企画されたものの、折からの感染症対策の影響で、一旦開催を見送ったとのこと。
今回の開催も、まだイベント開催が危ぶまれる中、感染対策を十分に行い、実施に臨まれてました。

ゲーム制作に興味のある方向けのクリエイターズフェスという名目ですが、一般ゲームユーザーとして参加しても、十二分に楽しめる内容でした。

ボードゲームが好きという同じ趣味嗜好を持つ方たちと一緒に遊べるというだけで、試遊できるイベントは純粋に楽しいです。

また、製作者のゲームへ込められた意思や思考を聞いたうえで遊ぶと、ゲーム自体をよりしっかりと楽しめると思います。
特に、自分自身がゲーム制作を行っている、行ってみたいと思っている方にとっては、参加して良い刺激や、発想のきっかけが得られると思います。

私自身、次回の2021秋ゲームマーケットへの初出展を目指してゲームを制作中なので、今回参加できて本当に良かったです。
第二回が催される際には、ぜひまた参加したいですね。

おまけ

講演に試遊と楽しませていただいただけでなく、帰りにはお土産までいただいてしまいました。

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サラダマスター協賛カゴメ食品さんの野菜生活と、あん巻きです。
あん巻きは、2021春ゲームマケットで完売のゲーム「探パン」で話題をさらった6ちゃんねる代表者様の本業からの協賛品とのことです。

最後に、イベントで同席、ご挨拶させていただいた皆様と主催されたバンソウさんに感謝致します。
また、お誘いいただいたVicVillageLEOさん、ありがとうございました!

記事前編はこちらから。

ボードゲーム制作チーム:すてきな山
システム担当:ヒガビト

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