共働きの家庭経営

結婚1年目の共働きで感じた家庭運営について、こちらのブログを参考にしながら少し書きます。

ママが家庭を「経営」する!?ママこそ家のシャチョウになろうhttps://gyutte.jp/blog/178908

共働きの場合、「家事を誰がやるか」という議論は家族の数だけ答えとやり方がある。そして多くの場合、結果的に女側に多く仕事が寄ることになる。

正直ある程度仕方ないことだとは思う。小さい頃からかけられてきた期待が違うのだ。料理も掃除もできなくても「まあ将来嫁さんにやってもらえばいい」と「あんたそんなんで将来どうするの」では真剣度が違ってくるのも当然だ。

とはいえ今の時代、男も女も外で働いているのだ。家事は必ず折半とは言わないが(※私自身は役割分担を決めるスタイルには反対。やれと言われたらやる気を無くすタイプ)、お互い仕事が忙しくても家庭がちゃんと回るようにしておきたい。「どっちがxxの担当」という考え方ではなく、「全体で回るようにしておきたい」のだ。

どうしたものかと思っていた矢先に読んだ漫画「きのう何食べた16巻」ではシロさんがボス弁に就任していた。

ケンジはシロに、ボスになって何が変わったか聞くと、仕事の割り振りなどが変わると言う。さらに、事務所に雇われる『アソシエイト』から自分で仕事を取ってくる『パートナー』に昇格すると、事務所から給料を貰うのではなく、顧客から貰ったギャラからいくらか事務所の経費を負担するようになる。(byきのう何食べた128話)

共働きの家庭経営とはつまりシロさんの言う「パートナー」の事ではないのか?

会社として考えると分かりやすい。

夫婦どちらかが家庭に入る場合では家事・家庭経営は必然的に分業制になる。会社で言うなれば部門制。それぞれの部門が役割と予算を持ち、営業が稼いできた金を各部門で分け合い、会社を回す。会社のバックオフィスのように、基本的に収益を生まない部門(家庭で言うと家事一般)は「仕事をミスなくこなす事」と「いかに節約するか」がバリューとされる。

でも共働きだと、どちらかが専属でバックにいる訳ではない。要は営業(=外での仕事)もやりつつ、事務をこなせというのだ。これでは疲弊するのも当たり前。

バックオフィスは会社の屋台骨。きちんと回らないと会社(家庭)全体に支障が出る。だから安ければ安いほど良い、ではなく、専属を置かないのであればきちんとお金をかけて、外注(お掃除サービスとか)なり機械化(食洗器とか)なり、する必要があるのだ。

共働きが目指すべきは「働きつつ家事もこなす事」、ではなく、いわゆるシロさんの言うパートナー制度。つまり、従業員は収入に応じて経費を負担し、各人が業務の回る範囲でバック業務を行う。回らないところは外注する(もしくは外注できるように準備しておく)。ではないか。

「家事くらいはやっぱり自分で。。」と考える共働きの人がいたら、それで本当に家庭が無理なく回るのか考えてみてほしい。少なくとも私は「もしこれが会社だったら。。」と考えたら、家事を金で解決することに前ほど抵抗感とか後ろめたさ、みたいなのは無くなった気がする。

家庭の事で手が取られなくなったら、遠慮なく収入を増やす方に頭をシフトできる。節約だの、分担だのを考えるよりもそっちのほうがよっぽど前向きだと思う。

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