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台北レインボープライドに参加した話!台湾はアジアで唯一、同性婚合法って知ってた?

先日10月31日(土)アジア最大級のレインボーパレードが台北市で行われました
コロナの渡航制限がありながら

純粋な台湾居住者だけでのべ約13万人が集結2003年から毎年10月の最終土曜日に行われるアジア最大級のレインボープライド

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通常は観光客も参加できる大きなパレードで観光の一環にもなっているほどだそうです

出発は台北101ビル付近の商業エリアにある“台北市政府”ビルから
仁愛路の大通りをパレードしていきます
実際に歩くには企業参加と一般参加があるようでエントリーが必要です


観客として沿道で歩く人たちに歓声を送ったり写真を撮ったり
“FREE HUG”看板を持った人たちも大勢いて
今まで経験したことのない新しい体験になりました

企業出展では宣伝カーから筋肉ムキムキのお兄さんたちや
モデルさんたちが応援に駆けつけてお祭り気分


一般参加の人もなかなか“ワオ!”という服装のお姉さん、お兄さんもいたりして
本当に一種の自己表現の場って感じでした

ネットが混みすぎてパレードの前には市政府あたりはネットが使えなかったほど(笑)
ここ最近のどんより天気も嘘のようにすっきりと晴れてパレード日和になりました 


今年はハロウィーンとも重なったので、仮装して歩いている人もちらほら
こんな風にGoogle mapもレインボージャックされておりました

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さて!なぜここまで台湾がレインボープライドを大きくイベント化しているかというと
台湾政府の政策もかなり関係しているようです


ご存知でしたか?
台湾は(今のところ)アジアで唯一同性婚を合法化しているんです


街を歩いていて、学生と話をしていたりして感じるのは
ヨーロッパ、その他にも自分の国で生きづらいと感じている人の移住者も結構多い


今までアジアで西洋系の人がビジネス以外で長期滞在目的で来ているところを
あまり見かけたことがなかったので不思議でした
台湾を移住先として考えるのは、同性愛フレンドリーも大きく関係しているようです
実際に2019年同性婚が合法となって以降、4000組の同性カップルが結婚しているそう



確かに今の若い世代は受け入れているけど
どこも同じく、年齢が上の方には反対派もやはりいるのは事実だそう


でも台湾で暮らしていて
一般的に“自分の好きなことをまっすぐやる”“人の目を気にしない”という台湾人の強さを感じるので
オープンにしている人は多い気がします


電車で女性同士も手を繋いでいるし
男性同士手を繋いでお揃いの服を着て歩いている人もいるし
化粧をしたり、女装をしたり、ボーイッシュにしている女性もいるし
みんな楽しそうにしてます


一方で、台湾は世界一出生率が低いというのも事実
地域・国まで含めた場合、調査規模の違いがありいくつか調査結果はありますが
毎年平均で1・13人
今、子供を持っている家庭よりも犬を飼っている家庭の数の方が多いとも言われています
子供の預け先、教育費などの割合が給料に見合っていないというのも多いようですが
(日本も含め)出生率の向上は大きな課題ともいえますね〜


日本で一般的に自分が同性愛者だと公表することを“暴露”“公表する”“オープンにしている”と言いますよね

台湾でも、女子の中で男子が仲良くしているグループや外見は男女でも女友達・男友達として遊んでいる人たちももちろんいます

例えば結婚している女性が仲の良い男性と一緒にいるとします
他から見たら旦那さんは知っているんだろうか?なんて思う人もいるかもしれません


そんな時台湾人でもこんな風に言うようです
「あ、大丈夫、彼はオープンにしてるから」


このオープンという言い方、中国語ではこんな感じ
「別擔心,他出櫃了」


扉のあるキャビネットみたいなものから

扉を両手で押し開けている(バン!)雰囲気が出てますよね!


ちなみに日本の芸能界にもたくさん活躍している
オネエ:他是娘娘腔
ちょっと女性っぽい“ナヨナヨしてる”:他很娘
性転換をした人:變性人


多様な社会構成要素、様々な人種・生き方に社会が適用している台湾

実は日本よりも何歩も進んでいるんだなあと感じました


来年は海外からも観光客が来て
もっと大きなパレードになりますように…!


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