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イスラム教について理解しよう!(後編)


こんにちは!

干泥です。


前回はイスラム教について、お話ししてみました。


今回はその中でもムスリムの女性について、知っていきたいと思います。



なぜムスリムの女性は頭を布で覆うのか



ヒジャブ(スカーフ)は、覆うことまたは隠すことを意味するアラビア語です。


イスラム教の女の子たちは、コーランの教えに従いヒジャブを着けています。

神は、貞節な女性たちに「目を伏せ、プライベートな部分を守り、(魅惑させないよう)飾らず」にと伝えています。

これは、女性たちが名誉と尊厳を維持し、謙虚さを保ち、性欲的な外的要因を取り除くことで、社会でイスラム教徒として認められ、虐げられることを防ぐためです。

若い女性が思春期に達すると、頭をスカーフで覆うことが義務になります。 

一部の家族は、スカーフをつけるかどうかの決定を娘に任せていますが、社会的プレッシャーとなると別の話です。



ヒジャブを着けることで、女性たちは、愛、プライド、エンパワーメント、満足感、充実感、抵抗心、さまざまなプラスの感情を表現することができます。

でも、悲しいことに、それは憎しみ、困惑、哀れみ、そして軽蔑感などネガティブな感情の引き金にもなります。


その為、アイデンティティの印として身につける人もいれば、精神性の証として身につける人もいます。

通常、女の子は親族関係にない男性の前や、結婚者側の家族にいる男性メンバーの前でヒジャブを着用することを求められます。

着用は家の中と外の両方で、周りのアブない男性から、ホコリや有害な紫外線から、その他予想外の害を及ぼすすべてのものから女性を守るためです。

ヒジャブは歴史を通して多くの国で着用されてきました。

ヒジャブをどう身に着けるかは、宗教の解釈に応じて個人ごとに異なるそうです。

たとえば、パレスチナの女性たちは60年代にヒジャブを着用し始めますが、短いスカートと透明なヒジャブという合わせ方は、当時のコミュニティの影響で、宗教的目的による着用は、年配の女性に限定されていました。

80年代に着け方が一変し、年齢を問わずすべての女性が宗教的な目的で身に着けるようになります。

ヒジャブの生地や色において、こうあるべきだという統一されたスタイルはありません。

今日の世界では、ヒジャブの着用スタイルは個人的な好みによります。

頭と首を覆っているが顔は隠さない「ベール」と呼ばれるものが主流です。

ただし、ヒジャブとは、正式には手、顔、足元を除くすべてを、長くて緩く、透けて見えない衣服で完全に覆うことを指します。

一部のイスラム教の女性には、目だけを露出して全身着の衣服を身に着ける人もいれば、顔と手を除くあらゆる部分を覆う人もいます。

髪の毛や胸の谷間だけ隠しておけばよいと信じている人もいれば、全く服装ルールを守っていない人もいてさまざまです。

最後に、ヒジャブには、女性たちがどう歩き、話し、考えるかなどお作法の意味も込められています。

それはすべて謙虚に行われるべきということですが、これは男性にも女性にも求められる行動です。


なので、むやみやたらに、ムスリムの女性にヒジャブについて聞いたりすることは避けた方が良いでしょう。




いかがでしたでしょうか。

とても神聖なものなんだな〜と言うことが理解できたかと思います。


日本人には馴染みがあまりないかもしれませんが、イスラム教の方にとってはとても大切なものなんですね。


ぜひ理解をして頂けると嬉しいです!


ではまた〜

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