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日本から消えてゆく「社会」という概念

まず一つ目の記事は「デリスキング」という新しい概念です。デスキリング、リデスキングなどなどおそらくどこかでタイプミスを犯しているはずだと思うんですが…… de-riskingですね。中国排除の新しい言い方みたいです。これがG7の首脳声明の重要な要素として入っています。

もう一つの話はLGBTの話ですね。与野党の意見が全く対立しているように見えてあまりうまくまとめられなかったのですが……

Quoraのこの記事を見て着眼点を思いつきました。政治・時事スペースに何を書いていいかわからないという人がいます。高齢者は言語化ができずに相矛盾することをつらつらと書き連ねるという人が多いのですが、現役世代からは「社会」という概念が消えていて、全ての問題を活動家の「損得勘定」に還元する傾向があります。ただ形式的なジャーナリズムは残っているので形には沿った文章が書けます。

教室というコミュニティがなくなり全てが受験のライバルになり偏差値で並べられたという世代なんですよね。その並べられた偏差値の中で「私はFランだ」というように相対的なアイデンティティを持つようになっています。

ということで「言語化できない」という点と「全ての動機が個人の思惑に還元されて理解される」という要素をいれたところすっきりとまとまりました。

とはいえ、社会というものが理解されなくなり、なおかつ社会が縮小してゆくわけですから、これからの世代の人たちは色々と大変なんだろうなあと思います。

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