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2024年7月13日の政治・時事ニュース なぜ日本人は総括できないのかがわかる兵庫県副知事の退任

兵庫県副知事が退任するそうです。はっきり言って逃げたと思うのですが、根拠なくそう言い切ってしまうと名誉毀損になりかねないですからそのあたりは抑えぎみに書きました。

この方は組織防衛のために先頭に立って県民局長を追い詰めた可能性があります。調べてみると別の副知事さんがいたようですが、こちらは「老兵は立ち去るのみ」と言い残してやめています。とにかく斎藤元彦知事のもとでやっていかなければならない、いや逆にこれを利用して影響力を行使してやろうみたいな可能性もあるわけですよね。

結果的に県民局を急襲してパソコンを奪い「プライバシーを暴くかもしれない」という状況を作りました。

ところが一転して元県民局長さんは亡くなってしまいます。自殺を美化しないために社会的には決して言ってはならないことになっていますが日本では一発逆転の手段になってしまうんですよね。そこれ恐れをなしてやめてしまった。

その時に涙を流しているのですがよく言い分を聞いてみると「知事を支えられなかった」ことを後悔しているんです。「え、何を言っているの?」って思いました。

組織防衛や自己保身が入り混じっている上に、日本人は普段から自分の考えを言語化する習慣がありません。心理的にぐちゃぐちゃな状態になっておりとても冷静に総括なんかできる状態ではないんです。

この自分の立場と組織の立場の癒着だったり、課題と立場の癒着だったりが日本人の特徴になっており、とても問題の総括などできないだろうという気がします。

これは防衛でも問題になっています。おそらく自衛隊には言いたいことがあるがきちんと言えていません。このため様々な問題が出ています。本来ならば課題とキモチを分離したうえで問題を整理する必要があるのですが、日本人にはそれができないのです。結果的に対応が場当たり的になり中国にとって極めて都合がいい状態が生まれています。Quoraでは中国人の批判投稿がありましたが日本人はおそらく論理的に言い返すことができません。戦略的に中国に負けているんですね。

ただ潜水艦裏金問題は「単に潜水艦村の習慣」だったものに歯止めが効かなくなっただけという声があるそうです。東洋経済が取材を元に書いています。

アメリカ合衆国の大統領選挙はいよいよ混沌としてきました。ここにオルバン首相が登場しトランプ氏と会談しています。オルバン氏は現在EU議会の第三勢力の領袖で主流派に対抗したいという狙いがあります。ここでトランプ氏を引き込んでおけば今後の議会政治を有利に進められる可能性があるのです。

そもそも日本は近海の問題も戦略的に対処できていないですから、激変する世界情勢には対応できないでしょう。

感情と課題を分離したうえで冷静な議論ができるようになっておかないと困るわけですが、それぞれの政治的主張に引きこもったまま「ムラ」を形成して寝ているというのが今の日本の現状のようですね。

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