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秋華賞の初関西遠征馬って本当に消しなの❓

ネットやSNS上では、人気の一角になりそうな『コントラチェック』や『カレンブーケドール』の取捨が真っ二つになっているようです。

両馬が共通して不安視されているのは『関西圏への初輸送となる関東馬の成績が悪い』というデータ。

確かに輸送がプラスに働く可能性は低く、不安視するのは分かります。しかし、誰かが示したデータをそのまま鵜呑みにして上記に該当する馬を全て消すのはどうなんでしょうか?私は早計だと思います。

与えられたデータをそのまま使うのは考察とは言いません。データは都合よく切り取られた一面的なものです。自分が納得するようにご自身でもさらに深いところまで調べて、考察し、馬券を購入することをオススメします。
他者に与えられたデータを鵜呑みにしてそれが覆された場合、後悔したり文句を言ったりする人がいますが、それは勘違い甚だしい。ご自身の努力が足りないと言わざるを得ません。

私なら本当に初関西圏遠征が原因で負けたのか、それとも違う要因で負けたのか、秋華賞への臨戦過程等含め調べてから取捨選択します😁

なお、結局は私の考察も一面的な部分がでてしまいます。参考程度にご覧ください。

【大前提として】

秋華賞が初関西圏遠征になる馬は、とどのつまり阪神JFや桜花賞には参戦できていない非王道路線馬です。
もちろん、ステップレースを経てオークスで花開き、秋華賞も好走する馬もいますが、稀です。後々出てきますが、オークスだけで終わる馬もいます。
また、条件戦を連勝して秋華賞には間に合ったけど、王道路線を歩んできた馬との実力差は結局大きかったなんてよくある話です。
全部消しとは思いませんが、オークスや秋華賞ステップレースでの好走がない限り、凡走しやすいのではないかと疑うのは当然といえば当然です。

【過去の初関西圏遠征秋華賞出走馬】
( ⇨数字 … どの凡走パターンと判断したか後述参照)

⚫ポールヴァンドル⇨①②④
 スイートピー5着でオークス参戦できず。6、7月頑張って紫苑S3着入るも秋華賞9着。以降も結果でず引退

⚫カリビアンゴールド⇨①
 スイートピーS2着を引っ提げてオークス参戦も11着。7月に一戦挟んで紫苑S2着に入り、秋華賞へ。しかし秋華賞では最下位という屈辱を味わう。以降息の長い活躍を続け、5歳になった今年、GⅢクイーンSで3着に入る。

⚫ビッシュ⇨②
 オークス3着、紫苑S1着という見事な臨戦過程で秋華賞1人気におされるも10着。秋華賞以降一度も好走できずに引退。

⚫ダイワドレッサー⇨③❓
 オークス8着。7月のラジオNIKKEI賞使って2着に好走。秋華賞のステップレースを使わずに秋華賞へ向かうも15着。次の福島記念で3着に入ったことから、秋華賞は崩れすぎ。関西への輸送がダメだったのか、休み明けがダメだったのか判断がつかない。

⚫ネオヴェルザンディ⇨④
 500万下を5着→9着→1着。その勢いで秋華賞に参戦してみるも17着(ブービー)。単純に力が足りなかった。

⚫クインズミラーグロ⇨④
 8月に500万下を2着→1着。当時まだOPだった低レベルの紫苑Sを連勝で1着し、秋華賞へ。秋華賞は9着。その後牝馬重賞戦線を連戦するも結果は出なかった。ようやく好走できたのは、1000万下条件に戻してからだった。

⚫ホワイトエレガンス⇨①④
 フラワーC9着。その後は条件戦を7月、8月連勝で勢いにのって紫苑S(OP)2着。秋華賞は11着止まりで、このレースを最後に引退。

⚫ディアマイダーリン⇨③
 未勝利→500万下連勝。フラワーC(GⅢ)3着→フローラS(GⅡ)2着と安定した戦歴でオークスへ。オークスでは11着。直行した秋華賞は13着。その後は地方競馬に進んだ。上位の馬とは差があったようだ。

⚫サンテミリオン⇨②
 言わずとしれたあの3冠牝馬アパパネとオークスで同着優勝した同馬。初関西遠征、ぶっつけ秋華賞、乗り替わりと色々ハードルか高く、3人気もまさかの最下位。その後何度も牝馬重賞や中長距離路線に参戦するも結局一度も馬券圏内に入れず引退した。


【初関西遠征好走馬も実はいるんです】

○ウイングレット⇨①?
 スイートピー1着→オークス7着→クイーンS8着→初関西遠征の秋華賞で3着!その後もGⅢで何度も活躍した。
 ちなみにこの時の秋華賞馬は私が大好きなスイープトウショウ(どうでもいい)

○レディパステル
オークス1着→紫苑S→初関西遠征の秋華賞3着!その後もエリ女で二度3着に入るなど、新馬から引退するまで一度も掲示板を外さない好成績を残した。

○ニシノナースコール
6月に500万下を卒業し、7月に2戦して1000万下も卒業。休み明け初関西遠征しかも乗り替わりという厳しい条件の中でも秋華賞で3着と好走!その後は好走凡走を繰り返し、最終的にはダート路線で頑張った。なおニシノナースコールの子どもたちは一切走らない。


【凡走をパターン化して今回の初関西圏遠征馬に当てはめる】

① クラシックで惨敗またはオークスステップレースに参戦するもオークス届かず。本来成長を促したい夏を含めオークス以降の時期に2戦以上して秋華賞へ参戦した馬(上がり馬に見えて実は上がり馬とは言えない格付け済み馬)
 ⇨ シングフォーユー、ローズテソーロ

② 桜花賞不参戦→フローラS等を経由してオークス参戦も、そこがピークだった馬(オークスを目指して燃え尽きた早熟馬説)
 ⇨ カレンブーケドール❓

③オークス凡走→秋華賞ステップレース使わずに秋華賞へ(凡走したらぶっつけは厳しい説)
 ⇨ コントラチェック(早熟ではなさそうだが、兄姉の多くが3歳秋に凡走している点は気になる)

④単純に力不足(同世代上位牝馬と未対戦馬)
 ⇨ サトノダムゼル❓、トゥーフラッシー、エスポワール❓

 
【私なりの結論】

 自信をもって買える初関西圏遠征馬は確かに見つからなかった。好走凡走どちらの可能性も秘めている半信半疑な馬の能力、適正をどう判断するかにかかってきそうですね。私はおさえます。

🌟半信半疑🌟
 カレンブーケドール、サトノダムゼル

🌟軽視しても良いかも🌟
 コントラチェック、シングフォーユー、トゥーフラッシー、ローズテソーロ

最後まで見ていただき、ありがとうございました😊

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