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JPSAウィンターチャレンジについて思うこと。


今冬、JPSAがウィンターチャレンジと題してオンラインコンテストを開催している。



概要は、公認プロが1/1-2/28の期間中に自身のサーフィン動画を撮影してInstagramに投稿をする。それをJPSAがリポストして、いいねが1番多かったものに賞金が支払われてるというもの。
1位150,000円、2位50,000。
エントリーはフリーで自分のサーフィン動画をInstagramに投稿するだけの普段誰もが行なっていることにプラスして指定されたタグをつければよいだけで参加の敷居は相当低い。



だが、公認プロが250人以上いて現時点で投稿した選手は25人程のみ。



ちょこちょこInstagramを見てる自分からして、まず選手自体に全く盛り上がってないと感じる。



これについて、僕的になぜ盛り上がってないのか?自分の意見を書きたいと思う。


まず、なぜ多くの選手が投稿しないのか?理由はいくつかあるが、大きくはこのイベントのルールにあると思う。



それは、いいね数で競うと言うルールだ



これは簡単に言ってしまえば、サーフィン動画そのものの本質よりも、単にフォローワーが多い選手が勝つ可能性が多いにあるルールになっている。



例えば、選手がすごい技を成功した、凄い波をメイクしたとしてもフォローワーが多い選手には勝てないと自覚しているから投稿までに至らない。




現に、投稿した選手を擁護するかの様にその選手の投稿をシェアしているのを何個か見た。



チューブをメイクした選手の動画に、この投稿が今1番を取るべき!と主張するシェア。



後は、選手がいいねを買っているんじゃないかと投稿後に辞退をした選手もいた。


もちろん、いいねを買ったかどうかなんてのはわからない。


僕は、JPSAの投稿に他人がいいね数を買えるのかどうかも知らない。


だけど、いいね数で競うということは、そういう事も踏まえないといけないということ。


SNS上で辞退を声明した選手の投稿を見て、シンプルに『どういうことなんだろう?』と関心を持ち、自分なりに過去の投稿のアナリティクスを見た。言いたいこともわからなくはないと思った。だけど、まず事実と無縁だし、いいね数を買ってるからやめるというのは参加する軸がブレてるとも思う。なぜなら、そもそもフォローワーの多い選手が投稿した場合、現時点の最大いいね数を超える可能性が多いにあるからだ。
自分の投稿に応援してくださいと言って周りが動く。JPSAのアカウントに飛んでいいねを押す。そんな手間がかかることではないかもしれないが、動いてくれた人がいるなら最後まで突っ走った方が良かったんじゃないかな。

僕もそういう自分の価値基準で物事を判断しやすいから、その気持ちわかると思いつつも自分の意見を書く。


チューブの動画が1番であるべき。これがサーフィンの本質。と言う主張する理由もよくわかる。


でも今の日本全体のサーフィンレベルは、それが凄い!と共感できるレベルまで追いついてないのが現実。
とてつもなくロングバレルとか、サーファーではない誰が見ても凄いと思える映像なら別だと思うけど、
今の日本のサーフファンに共感を得てもらうには他の投稿した選手のライディングと比較して、こっちが1番であるべきでしょレベルのチューブでは難しい。



そういう観点から見ても、このイベントの勝利を優位に進めれるのはSNSのフォローワーが多い人間になる。



おそらく選手は、初めからフォローワーが1番多い人が勝つと思っていると思うし、これまで投稿してきた選手の投稿とそれに対しての反応を見て、更に勝機が見えないと思ったはずだと思う。



でも、こう言う状況を踏まえて全てひっくるめた上で、もし日本でプロサーフィンビジネスをやっていきたいのであれば選手は参加した方が良い。



多くの選手がわかると思うけど、日本のプロサーフィンをやるということはそんな甘くない。
そんな中で少しでも自分をアピールできて1%でも勝てる可能性があるなら生き残りをかけて自分のポジションを取りに行かないといけない。
自分が投稿せずに他の選手の投稿をシェアしている選手を見ると、本当に疑問に思う。
いいね数、もしかしたらInstaにリーチされてバズるかもしれないという1%をかけても良いと思う。

勝負事ではない側面で言うと、このご時世で大会も少ない中、海外にも行けない中で、SNSを頑張って自分を表現する。応援してくれているスポンサー様にどう返していくかを考えるのはすごく大切なことだと思う。

僕は15才からスポンサー様からお金を得てきて何も理解しないで当たり前のことのように来てしまった身だから、今自分の思ってることを伝えたいのです。

それと、大人の観点で言うと、
いいね数で競わせるというルールの目的は
おそらくスポンサー側としては、多くの人にリーチできるという考えだと思う。
つまり、企業やブランドからしたらお金を払った対価として自分達の名前をより多くの人に見てもらえる様に広告したいのです。
だからやる意味があると考えている。
まぁ結果的に選手が参加してないから盛り上がってないので、今後続けるならルールを再構築する案もあった方がいい。



そんなこんなで、今日で締切のこのイベントの暫定1位はインフルエンス能力の高い選手だ。現時点で7000いいねを超えている。
もしインスタフォローワーの多い選手が投稿すれば、10,000いいねは優に超えると思っている。

僕のこれまでの最大いいね数は3800いいね。

合理的に考えれば勝てる可能性は低い。



ただ、こういう状況を全部ひっくるめて私は動画を投じます。



そもそも映像もそんな持ってないけど、僕の中ではウィンターチャレンジというタイトルに見合うのは先日YouTubeでアップした太東でのロングライディングの一本しかない。

勝つ可能性が低くても1%でもかけて自分を少しでもアピールする場に使わせて頂きます。



仮に僕が勝つことがあれば、頂いた賞金の全額を使って子供たちの練習会というかプチ大会みたいなのをやりたいと思ってます。


今考えてるのは17歳以下で16人集めてトーナメント。ファイナリストに商品、全員分のお弁当、撮影、そして僕のYouTubeチャンネルに大会模様を公開して、優勝者には動画で自分をアピールできる時間を作ってあげたいと思っています。

僕も良い年なので、頂いたものを少しでも業界の発展に繋がる内容で返したいと思っています。


JPSAオフィシャルアカウントに僕の動画が反映されましたら


皆様是非いいねの程よろしくお願いいたします!


田中英義


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