初回 大ライブを終えて。

2024年2月29日に大阪NSCの大ライブが
終わりました。

今回はその感想を書いていきます。

まず、最初に言っておきたいのは
僕は、お笑いを解説するのが嫌い。
売れていて、結果を出している先輩の話なら
勉強になるが、
売れてもない人間のお笑いの話は
興味ない。
しかも、売れてもない人間が
自分語りをして、文字数が多いだけで、
頑張ってる感を出してるだけ。
でも、今回はそんな嫌いな奴に
自分がなってしまっています。
しばらくお付き合いください。

僕はずっと「大ライブでウケたい!」
という気持ちは、もちろんあったが、
「卒業できれば良い」という気持ちもあった。
でも、決勝進出者が発表された時。
悔しかった。

この悔しさは、決勝に進出された事も、
もちろんだが、
今までこの大会に思いを懸けてこれなかった
自分が悔しかった。

正直面白いとかより、
大好きなお笑いを甘んじた自分が嫌になった。

現在の北村英靖は、昨今流行りである
承認欲求の塊。
自分を他人に認めて欲しくて、
大勢の人にキャーキャー言われたくて、
NSCに来たのに、そのチャンスを
軽んじて、真摯にお笑いに向き合えなかった。
それがただただ悔しかった。
そんな自分が嫌いになった。

そして、決勝進出者12組のネタが
始まるが、僕はひとつも笑えなかった。
他人のネタどころではなかった。
NSCに入るまでは、
自分が1番面白いと思っていた。
これは今も変わっていないが、
普段のネタ見せや、ライブで
同期を見ていると、 
自分にない発想でありふれている。
そんな同期をどこか、尊敬してしまう。
そんな、尊敬してしまう自分が嫌。

尊敬なんて、したくないし、
関心とか、共感とか、一切したくないが、
思ってしまう自分が嫌になる。

自分は1番面白いはずなのに、
自分が1番才能あるはずなのに、
自分が嫌になる。

今は10代で、お笑いを始めたという事で
周りからチヤホヤされる事もあるが
それももう終わる。

だから、早く武器を見つけないと、
素手で勝てるほど、自分は強くない事に
一年経って気づいてしまった。

常に自分は、ツッコミである前に、
芸人として、面白くありたいが、
大ライブの本番は、
「良い間でツッコもう」「滑舌良く言おう」
「ネタ飛んだらどうしよう」「お客さん見な!」など、外側を気にしすぎて、
人を笑かすという事を忘れていた。

とにかく人を笑かしたい。
それだけで良いのに。

自分に足りないのは、
発信の笑いがないという所。
常に待っている。誰かに何かを振られるまで
待っている。それは、変えていこうと思う。

「現実」僕が一番嫌いな言葉。
自分は自分の世界が好きだし、
自分の頭が一番心地良い。

でも、大ライブの日、初めて現実を感じた。
あの拍手と笑い声は、学生時代から
自分が欲しかったもの。
それを、盗られた状況は自分の頭で処理するのに
時間がかかった。

とりあえず、今1人で頭の中にある事は
書きました。

ちなみに、大ライブの次の日から
ずっと、カラオケのバイトで、
今やっと時間ができて、noteを
書けるようになったが、 
こんな事を考えていたので、
カラオケの部屋を清掃中に
誰も見ていないと気が緩んでしまい、
こっそり泣いてしまった。

へて。ぽこぽこ。

この様に、とにかく面白くなりたいと思った。

以上。またお会いしましょう。

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