超影響力 インフルエンサーに学ぶ人の動かし方【要約/メンタリスト DaiGo】
まいどひでやです!
今回はメンタリストDaigoさんの『超影響力』をご紹介したいと思います。
この本をひとことで言うと、人間関係の悩みを心理学で解消する方法を教えてくれる本です。
これまでも様々な場面で影響力を持って人を動かす術を解説してきたDaiGoさんによる一冊。
著書累計330万部、YouTubeでも227万人超のチャンネル登録者数を誇る、いまや日本で指折りのインフルエンサー
影響力の持ち主ですね。
まぁ昨年は色々過激な発言でやらかしてしまったりされていましたが、現在はすっかり通常運転ですね。
僕が思うDaiGoさんの本の素晴らしい所の1つは、数多の心理学研究が、本のコンセプトやテーマに従ってまとめられ、最適なものがピックアップされている点だと思います。
この本で紹介されている心理学研究についても、それ自体は他の心理学本でも見たことがあるものが多いのです。
しかしそれが「超影響力」というテーマの元で、それに関係するものがピンポイントで体系的に並べられているので、スルスル入ってきます。
心理学を『お勉強』だけしていたのでは実感しにくい、
実践的な効果が分かりやすく書いてくれているのが嬉しいですね。
本書は、
という流れで構成されていています。
そもそも「超影響力」とはいったい何なのか?
「超影響力」が身についたら私達の生活においてどんなメリットがあるのか?
また、特別な知識がなくても実践しやすい影響力を上げやすいテクニックについてお話していきたいと思います。
それではさっそく参りましょう!
「説得力」と「影響力」を組み合わせた「超影響力」とは?
ところで、「メンタリスト」とは本来何者なのでしょうか?
歴史的に紐解くと、元々は欧米において政治家のブレーンとして、演説の原稿を用意し、語り方や身振り手振りの効果的な使い方をアドバイスし、大衆の心を動かす手助けをしてきた存在でした。
つまり、メンタリストの専門とは大衆扇動であり、そのスキルは政治家などをサポートする過程で「説得力と影響力を組み合わせ、人々の行動を促す技術」として研ぎ澄まされていったものなのです。
そこで本書では、「説得力と影響力を組み合わせ、人々の行動を促す技術」のことを「超影響力」と呼んでいます。
目の前の相手を、グループを、組織を、たくさんの人々を、説得し、影響を与えて、動かす超影響力。
ここで「大衆扇動」という言葉や「超影響力」というワードに何となくダークなイメージや、
「んー…何だか難しそうだし、私はそんな世の中に対してどうこうしたいってわけじゃないんだけど…」と重く考える必要は全くありません。
本の内容は一般人の私たちが、 仕事や遊びの中で使える テクニックが多く、 リアルなシチュエーションも描かれており、 とても読みやすいです。
「超影響力」を学べば、人間関係の悩みは解消できる
さて、あなたは今、どんな問題を抱えていますか?
「超影響力」の知識を学び、その一端を日々の生活の中で実践していけば、あなたの抱えている問題は解消されます。
なぜなら、私たちが日々感じる問題の大半は、自分が思ったように物事が進まないことと関係していて、しかもその原因となっているのは、「人」だからです。
ベストな解決策が見つかったのに、意固地な上司が認めない
日々のがんばりを夫(妻)が理解してくれない
要領のいい同僚が褒められ、縁の下の力持ち的な働きをしても評価されない
好みと気分で言うことの変わる恋人に振り回されている
好みと気分で言うことの変わる取引先のキーパーソンに悩まされている
親に強く否定されて以来、常に周囲の人の顔色を窺うようになってしまい苦しい
いつも人の意見に流されてしまう自分にイライラする
本当はコミュニティを引っ張る存在になりたいのに、自分を変えられない…
こんなふうに、物事が自分の望んだ方向に進まないのは、周囲にいる人や自分自身が邪魔をするからではないでしょうか。
認められるはずが認められない。
いいと思ったことが受け入れてもらえない。
理不尽な要求に悩まされている。
自分のしたいことではなく誰かがしてほしいことをする人生になっている――。
もし、あなたが「真面目にやっているのに、いまいち報われない」と不満に思っているのなら、「超影響力」が解決のカギになるかもしれません。
超影響力が身につけば、周囲の人を味方にし、自分の望む方向へ行動するよう促しやすくなるからです。
「超影響力」の基盤となる【2つの原則】とは?
例えば、順調に仕事が進んでいる時に先輩から「何か困ったことがあったらいつでも相談にのるからね。」と言われても、
「どうもしてないけど、先輩、いい人だな。」もしくは、
「おせっかいだな。」
と思うくらいです。
しかし、何か重大なミスをして言い出せない時や、社内の人間関係で悩んでいる時に同じ言葉をかけられたらどう思うでしょう?
その言葉はあなたの胸にスッと響くはずです。
草花を育てるときに、土を耕してから種をまくように、誰かに影響力を及ぼす人になるには準備が必要です。
「影響力」を理解し、使いこなしていくためには「信用」と「関係性」が重要になってきます。
人は、同じ内容でも信用した相手の話に耳を傾けます。
人は、同じ内容でも「自分と関係がある」と思った話にしか興味を持ちません。
聞き手に信用され、相手と深く関係する話ができる人は信頼されます。
すると、聞き手本人、聞き手のいるグループに影響力を発揮することができるのです。
ですが、こうした信頼関係を築くまでには多くの時間がかかってしまいます。
影響力の正体が「時間」では誰も納得しないでしょう。
そこで、「影響力」という視点で考えてみた場合、他に気づくことがあります。
それは私達はもっと多くの人から様々な影響を受けているという事実です。
私達は長年関係のある信頼できる特別な人の言葉だけを信じるわけではありません。
時には始めて会った人のアドバイスに納得し、時にはたまたま読んだ本の偉人の名言に心動かされたり、影響を受けているはずです。
つまり、影響力を発揮するには「信用」と「関係性」が不可欠ですが、この二つを備えた信頼関係を築くのに、時間が必ずしも必要ということではないのです。
影響力のある人は聞き手にとって「信用できる話し相手になる方法」を知っていて、聞き手に「この話は自分に関係があると思わせる術」を持っているのです。
しかし、ここでそのテクニックについて詳しく解説していくには全く時間が足りなくなってしまうでしょう。
なので、ここから先は「専門的な知識がなくても実践しやすい影響力を上げやすいテクニック」をいくつかご紹介したいと思います。
あなたのそのアイディアは「伝統的な考え」を真っ向から否定していませんか?(社会的証明を否定するときは遠回りが大切)
(素晴らしい思い付きや絶対の自信はあなたの視野を狭めてしまうことがあります。)
例えばこんなことはありませんか?
絶対にみんなが楽しめるプランを思いついた!
職場のプロセスを一気に改善する方法を思いついた!
そう思って情熱的にプレゼンしたにもかかわらず、あまり相手の心に響かなかったり、むしろ迷惑そうな表情を見せられたこと。
こうした行き違いは「社会的証明」が原因です。
私達には経験上、通念上、信じている価値観があり、どんなコミュニティにも形成されて長い間継続されてきた「伝統的な考え(社会的証明)」が存在します。
そこに杭を打ち込むような発言は、例えそれが正しくても強い反発を受けてしまいます。
相手が従っている伝統的な考え方を変化させたいときに必要なのは、遠回りです。
例えば、「満員電車に乗って通勤して働くスタイルは生産性を下げる原因になっている。」
と思っていても、それを満員電車の車内で主張したら反発を食らうだけ。
このように、まずは自分事として想像できる問いかけを投げかけることが大切です。
問いかけによって聞き手が「今のままでは大変だとわかっているんだ…」と再確認し、心理的にも
「どうしたらいいのかな?」「どうにかできるのかな?」といった方向に動き始めてから、
「では、どんな可能性があるのか一緒に考えてみませんか?」
と話し始めることで「聞いてみようかな」と思ってくれるのです。
日本では特に「伝統的な考え」には直接立ち向かわない事が大切です。
一旦コミュニティが従うと決めた考え、合意された社会的証明の力は強力です。
どれだけあなたの意見が正論で優れていたとしても、真っ正面からぶつからないこと。
そして、遠回りでも聞き手が自己選択するきっかけとなる疑問を投げかけていくことが大切です。
「みんなは電車で通勤していますが、本当にあなたもそうしたいのですか?」
「こんなデータもありますが、それでもあなたは現状に満足ですか?」
ポイントは問いかけに「今のままで満足ですか?」というメッセージを含ませること。
そう問いかけられて、「満足です。」と言い切れる人はほとんどいないからです。
社会的証明(口コミ)を上手に使って、自分の意見を通す
私達は根源的に「周りの輪を乱したくない。」「周りの人と同じことをしたい。」という欲求を持っています。
これは自分が選択しようとしているものが多くの人から認められ、支持されているかを知ることで安心感が得られるからです。
安心は行動を促進します。
例えば、沢山の好意的な口コミの集まった商品は「社会的証明」の力を借りることができ、その後も長く売れ続けていきます。
なので、社会的証明のこうした側面を利用すれば、自分の意見も通しやすくなるのです。
例えば、Aという意見を持っている人にBの意見を通したいときに
「いやいや違う。Bが正しい。」とやり始めたところで決着はつきません。
「なるほど、あなたの意見はAなんですね。確かにAを支持する声も聞いています。○○ではAが人気で、Aがビジネスで成功を導いた、とも。
一方でBの良さを語る人にも何人も会いました。
あなたはBの話を聞いたことはありますか?
××ではBが人気でBがビジネスを成功に導いた要因だそうですよ。」
自分の意見に社会的な支持があるように伝えると、本能的に相手はその意見を否定しづらくなります。
ポイントはまずは相手の意見を認め、「B」を押し出すのではなく「B」を支持している人がいると伝えること。
こちらの意図だと気づかせることなく相手を説得し、動かすのが超影響力です。
さらに、皆と同じ(支持率が高い)でありながら少し違う要素を連動させて伝えるとなお良いです。
人間は「みんなと同じでいたい、安心したい。」と考える一方で、「みんなより優れていたい」とも欲するからです。
聞き手に良い印象を与え、こちらの意見を通しやすくする話し方
人は誰かの話を聞く時、内容だけでなく、話し手の外見、声や口調からも影響を受けています。
では、初対面の聞き手に好印象を残すにはどうすれば良いか?
続きはコチラの動画にて↓↓↓
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