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不可能なんて普通さ!

ダマヌールのFlickrページには、ダマヌールの日常的な光景のスナップのほかに、ファルコのことばやダマヌリアンたちのスローガンやモットーを表す言葉もアップロードされています。

そのなかで目についたのが写真のことば。雰囲気重視で意訳すると「不可能だって?そんなの普通さ!(だからこそやるんだ!)」といった感じでしょうか?

これはダマヌリアンたちの生き方を垣間見ていると、なるほどと思わされます。

一人ひとりが個人的な苦悩や課題があったり、日常生活の中で越えていかなければならない目標があったり、さらにグループやコミュニティーごとに、そして連合体全体としての期限付きの目標があったりと、その充実度は恐るべきものです。

そんな彼らは、抱えている困難にくじけそうなときも「不可能だって?そんなの普通さ!」と、ユーモアを交えてジョークを飛ばし合い、お互いにエールを送り合っているのだと思います。そう、同じ課題に取り組んでいる仲間の存在そのものが、自分たちを強くしてくれます。

私たちダマヌール東京のメンバーも、各自がそれぞれの課題や困難をかかえ、そのうえでグループとしての課題や困難に日々取り組んでいます。たったひとりでこんなことやっていたら、とっくに投げ出していたかもしれません。

仕事が終わった深夜、ネットを使ったミーティングでみんなが集まること事態が本当に大変ですし、お互いの感受性の違いやバックグラウンドもさまざまなため、同じ内容を聞いていても全然違ったふうに理解していることがあとになって発覚したりして、笑えたり頭にきたりと日々困難と向き合っています。

それでも嫌になったり諦めたりしないのは、グループや日本のメンバーどうしのつながり、そしてダマヌールの仲間たちとのつながりを毎日のように感じられるからでしょう。

「お互いの違いを豊かさとして受け止める」とは、さまざまなコミュニケーション上の困難を乗り越えるための発想の転換方法としてよく耳にするようになりました。しかし、それを心底受け止められるようになるためには、時間もタイミングも場所もエネルギーも重要です。それ以上に、「この困難に立ち向かっているのは自分一人だけじゃない」ということを思い出させてくれるこのスローガンも、怒りや苦悩を癒やし、お互いの思いやりを思い起こすことでいきり立った自分たちの角張った心を鎮めてくれる、そんな効果があるように感じる今日このごろです。

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