受験小論文記録⑱ 少子化対策

設問 少子化対策について、600字以上ー800字以下で述べよ

設問
 日本の長期に渡る不況によって、高度経済成長期以降、日本では少子化が進行している。日本社会に続く未来への不安感が出生率低下の原因だろう。
 少子化が進むにつれて、労働者の人口が足りなくなるという懸念があるが、医療用ロボットや、画像診断AI、清掃ロボット、自動運転などの発達によって減少した労働人口を埋め合わせることができるだろう。又、政府の子育て支援の充実も必要だ。共働き世帯の増加によって、保育園の増設や子供の医療費、学費をサポート、それに伴う保育士の待遇改善など多くの施策が必要であるが、少子化対策には必須である。
 他方、終身雇用制度の崩壊によって、元気な高齢者により長く働いてもろうため、定年を引き上げることや、若者への負担になっている年金制度の見直しも必要である。若者の非正規雇用なども問題の一つだが、人材が足りていない業界へ、政府が就職をサポートする必要もある。
 このように、新しいテクノロジーや現代社会にマッチしていない旧制度の見直しによって、若者が未来に希望と安心感を持って生きていけるよう変えていくことが必要だ。又、共働き家庭が増えた現代において、労働基準法にのっとり、男性も女性も定時に家に帰り、二人で助け合って子育てすることも大切だ。

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