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コーヒーのつまみになる話。

『 酒のつまみになる話 』 楽しいですね。録画してケラケラ笑ってみています。今回はお酒ではなく、コーヒーの話。

コーヒーは好きで、大人になってからほぼ毎日飲んでいます。もっぱらインスタントか缶コーヒーで、たまに出かけたときにスタバでカフェモカを飲むくらい。ただの飲み物でしたが、あるときの山のてっぺんで会社の同僚に淹れてもらった『一杯のコーヒー』から考えが一変しました。

ちゃんと理解しながら飲んでみよう、そう思い、ハリオのコーヒーミルを買いました。もともと嫁さんのほうがコーヒー(砂糖、ミルク、ガンガン入れます)が好きで、コーヒーメーカー、サーバー、ドリッパーやポットなどをIKEAで買い揃えていました。棚の奥にあったのを思い出し、引っぱり出しました。

珈琲問屋

ふむ、ふむ。なるほど。メキシコの下側ですね。

Googleマップ
Googleマップ

コーヒーで世界を知る。同じ農家として、場所を想像してもらうことはぜったい嬉しいと思うので、かならず調べます。サッカーあるあるですが、国をサッカーで例えてしまう。ブラジルとかトリッキーかな?って思ったら、バランス取れていて美味しかった。ロナウジーニョみたいな味だったら困るか……。

豆20gに対して、水260cc。嫁さんに豆を計量できる洒落た金色のスプーンをもらいました。コーヒー豆に合います。

いつものストーブでお湯を沸かしています。ほんとはおしゃれなのが欲しいけど、まだまだぜんぜん使えるのでお世話になっています。10年以上ともに過ごしています。共に歩き~ 共に泣き~ 共に笑い~。やかんは注ぐとお漏らしするので火傷の危険があります。これは買い替えるかな…

茶こしでコーヒー豆を挽いたときに出た微粉を取り除きます。そのひと手間が美味しさに近づく秘訣だそう。

コーヒーサーバーとコーヒーカップを温めます。冷たいところにぽたぽた垂れたら、ひやぁってなりますもんね。コーヒーは冷めると香りや甘みが弱くなるそうです。ビールは冷やしたほうが美味しいのにね。

フィルターを折ってドリッパーになじませます。

沸騰したお湯をポットにうつします。冷えたポットに入れるとちょうど90℃付近になるので良い湯加減。

粉と同じくらいの量のお湯を注いで、蒸らします。ぷくぷくとガスが出てきています。会話すると良いみたいです。あっゲップ出たね~。

20秒くらい蒸らしていると、下からぽたぽたと濃いーのが出ます。

真ん中に注ぎ、ドームを作る。これがまたむずかしい。

だんだんと泡が細かくなり、深呼吸をしているよう。

最後は全体に注いでゆっくりと落ちるのを待ちます。

最後のほうはアクが混ざっているので、別の容器にうつします。

出来上がり。嫁さんにもらった白い陶器に合います。お酒では語ることができなかった嫁さんと、あれこれ味について話すことができるのが嬉しいです。けっきょく二人で「よくわからんねー」なんて言ってますが……

チョコレートと黒ごまのキャラメル。甘いものが苦手で、典型的な酒飲みでしたが、コーヒーの苦味とチョコやキャラメルの甘さが仲イイのを知りました。

ガテマラSHB。
「ガテマラが美味しいよー」とオタマさんから教えていただきました。忖度をしない嫁さんが「濃いーけど美味っ!」なんて言っていたので驚きです。
焙煎はいつも、シティローストで決めています。苦いのが好きなんです、コーヒーも人生も。

コーヒーはいろんな楽しみ方がある。生クリーム入れても美味しい、ミルクも砂糖もガンガン入れるのも良し。仕事のミスを缶コーヒーに助けてもらったり、家族が寝ちゃった帰りのドライブのお供になったり、何かをはじめるときの、「よし!」とスイッチの代わりにもなります。

行きたいお店を検索しているだけで楽しい。Googleマップが喫茶店のマークでいっぱいです。

お義母さんが「美味しいかどうかはわかる!」と豪語するので、もつさんの紹介していた山の焙煎所に一緒に行ってみたい。お義父さんは、「富士山のてっぺんでコーヒーを飲みたい」と新しい夢を抱きました。ぼくのことをジョイマンに似ているとブッこんだ義理の弟さんは、「坂口賢二さんのようになりたい!」と意気込んでいました。いままで趣味がまったく合わなかったですが、コーヒーで初めて意気投合しました。嫁さんやくいーんにーなちゃんには極上のカフェラテを振る舞うことを約束しました。

10年経って、いまさらですが、家族がまたひとつ、コーヒーでつながるきっかけになったお話でした。


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