アイーンは愛ーん
だいぶ、noteから離れてしまいました。
というのも、この2カ月弱、試験勉強もあったのですが、嫁さんの左手になっていました。骨折したんです。スケートリンクで手をついて。
痛ーい
目を離したすきに嫁さんがスケートリンクでうずくまっていました。
病院行こう。
大丈夫、せっかく来たんだし、まだニーナちゃん滑ってないから。
でも…
救急には行かず次の日、病院に行きました。レントゲンを撮ると見事に手首の親指あたりを骨折、すぐに大きい病院に移動になりました。
手術かな?あと残るかな?
かもしれない。
でもニーナちゃんじゃなくてよかった。
助手席でじっとしている嫁さんを見て、そうだね…とは言えなかった。嫁さんや娘には見える傷も見えない傷もしてほしくない。
病院まで見送ると、一度アパートに戻ることにした。洗濯機のスイッチを入れて、トイレ掃除をしてから病院に戻った。待合室の端っこで白い包帯を巻いた女性が不便そうにかばんを探っている。嫁さんだった。
手術しなくて良いみたい。くっつくかもしれないから様子をみましょう、だって。手術だったら、悠悠自適な入院生活だったのになー
ココロは折れないなー
ぜんぜん折れないね! 悔しかったら折ってみろ!
嫁さんの左側にまわり、パチッと写真を撮って親せきにLINEを送った。
いろんなスタンプが飛び交ってくる。さっそく実家で晩ごはんに集まることとなった。アテに酒を飲むらしい(笑)。
どんくさいねー
うるさい!
身振り手振りで状況を話す嫁さんを見て、ゲラゲラ笑い転げる大人たち。
アイーンと真似をしてどっちが面白いか競う子供たち。
アイーンって骨折から生まれたギャグなんじゃないかな?と笑いをこらえて酒を飲むたご。こんな家族じゃあココロ折れる暇はないなーと安心した。
ママの分まで頑張るー、風呂掃除や洗濯物をたたんだり、手伝ってくれたニーナちゃん。家で炬燵の番をしている嫁さんを気晴らしにランチに連れて行ってくれたり、片手でも食べられるようにおにぎり弁当を作ってくれた嫁さんの親友たち。
風呂から出ると戦場です。タオルで身体を拭いて、クリームを塗り、おパジャマを着させます。
ちがーーう! こう! こう!
と、自由な右手が飛んできます(笑)。スラムダンクの赤木キャプテンとのリバウンドの練習みたいなやりとりでした。
ニーナちゃんの頃を思い出せ!
一個一個のパーツがデカいから。
はじめのうちはへとへとでしたが、そんなぼくでも1カ月もすれば、阿吽の呼吸でお着替えができるようになりました。慣れってコワイ…。そんなこんなですべての家事をしたり、嫁さんの身の回りのことをした。プチ介護を体験できたし、名前のない家事が多いことも体感した。生きるを強く感じた2カ月弱でした。
嫁さんは先週にようやくギブスが取れて、徐々に家のことができるようになり、カレーを作ってくれました。2カ月ぶりに食べる嫁さんのカレーはとても懐かしく、体に染みわたりました。ニーナちゃんもおかわりしてパクパクと口に入れるのを見て、やっぱママの味には勝てんな…と。
この人を幸せにしたいと思う気持ちでやってきましたが、どんなことがあっても幸せだと思える人と一緒にいるんだなと小さくガッツポーズした。
完全ではないですが、来週の旅行には何不自由なくいけそうです。アイーンしてても面白かったですが(笑)。
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