経営積み木の旅25選

画像1 「積み木で感性経営を表現できるのではないか?」と思ったのが始まりでした。「本当の積み木」と出会ってからそう思うようになったのです。58歳の時、ある異業種交流会で「積み木のインストラクター」という女性に出会ったのがキッカケでした。
画像2 和久洋三遊びの創造共育法1「子どもはみんなアーティスト」。■和久洋三先生の積み木の世界でした。積み木一筋、40年。その世界の大御所です。その和久先生の本を何冊か読んで、衝撃を受けました。こんなにも深いのか!こんなにも背景に思想哲学があったのか!しかもw、私が学んできた感性論哲学とも通じるものがある。難しいと思われる哲学の世界が、積み木にあったのだ。積み木の生みの親は、「幼稚園・保育園」を発明したフレーベルである。フレーベルを追いかけて和久先生はやってきたのである。私もフレーベルを学ばなければ、と思った。
画像3 この本の中の図版の一つ。私はこういう体系図、システム図、全体図が大好きである。この△のピラミッド図式に表された世界は、私が「感性経営曼荼羅図」や「ライフデザインチャート」と同じもののように思える。
画像4 この図は、◯で表現された世界だ。
画像5 そして、これは積み木の世界の体系図のようなものである。このような体系性を持ったものが和久先生の積み木の世界だった。これの感性経営版ができないものだろうか、積み木で経営の世界を表現できないものだろうか。それができれば、経営のイメージが表現できるし、シミュレーションもできる。子どもが積んでは崩し、崩しては積んでいくように、新しい経営のカタチが模索できるのではないか。今ある経営モデルやビジネスモデルをもっとシンプルに、もっと遊びに近づけられるのは積み木ではないか、と。
画像6 和久洋三遊びの創造共育法4「積み木遊び」。■和久先生の積み木世界は、子どもが主役である。積み木をキッカケにして造形美術への世界やものづくりの世界の発展していく。母親はその時のよき支援者、理解者、先生のとなれるのが好ましい。理論ではなく、積み木や造形の世界に浸りながら子どもたちの感性を育てていく。こんな世界で育てられたらよかったのに、とこの年になって思う。デジタルにはない世界がある。また、化学合成の人工物ではない、自然物の木の良さがある。自然回帰できるのだ。
画像7 木の温もり、木のやさしさ、一つ一つ違う個性の形・存在である。そこに働く自然の摂理、法則。そこに感じる自然の恵み、恩恵。プラスチックやウレタンやゴムなどにはないものである。私は何十個程度の積み木の世界しか知らなかった。何百、何千とある積み木の世界には宇宙・自然の摂理・法則を感じさせる力があった。私が勝手に名付けた「積み木の海プログラム」には、創造の世界が横たわっていた。そんな世界を大人にも知って欲しいのだ。
画像8 「和久洋三「童具」の宇宙・作品カタログ」。■ちゃんをこの和久積み木のカタログは、和久積み木ワールドだ。これほどに積み木が体系立って作られている積み木は世界にこれだけではなかろうか。積み木の道、フレーベルの積み木の道を歩んできた和久洋三先生。
画像9 その和久先生の言葉に「◯△□」に触れた箇所があった。これで完全にはまってしまった。感性論哲学、感性経営、◯△□の経営の世界にピッタリと合ってしまったのである。まさか、この歳になって、積み木の奥義に触れてしまうとは!その時に「おとなの積み木」と「経営積み木」という世界が私の中に明確になった。おそらく、このような積み木の世界を知る大人は、数%に満たないだろう。「本当の積み木」を知らない人間から見れば、「ただの積み木」にしか見えないだろう。「積み木」を発明したのは誰かも知らず、いつからあったのかも知らないのだ。
画像10 私は大人の創造力や想像力を何とかして蘇生、養成できればと思っているものである。大人になってからでは遅いのかもしれないが、それでも認知症対策にはなるかもしれない。でも、やはり大人の想像力・創造力を何とかしたいともがいている、悶えている。「そこを何とかならないものか」と。それができないと、学生や子ども、幼児に期待し、未来を託すことになる。「おとなの積み木」も「経営積み木」も全然世に知られていない。ごまめの歯ぎしりをしている私である。
画像11 「フレーベルの恩物であそぼう」。■「経営積み木」の発想の元は、和久先生の積み木の世界。「◯△□に行き着いた」という先生の言葉で決めた。迷うことなく「◯△□の積み木」による「おとな積み木」「経営積み木」創造に走る。和久先生の先生はフレーベル。積み木を発明した人。その積み木の上位にあるのが「フレーベルの恩物」。あくまでも21種類ある恩物の部分である「◯△□の積み木」ということをしっかり位置づけること。その恩物の全体をわかりやすく示した書。
画像12 「フレーベルの恩物の理論とその実際」。さらに、詳しく理論的に解説された本。改めて、フレーベルにはまる。
画像13 人と思想「フレーベル」。まずは、フレーベルの概略を!
画像14 「フレーベル 人間の教育」。さらに、主著の概略を!
画像15 「フレーベル自伝」。本人の自伝も。
画像16 岩波文庫「人間の教育 上・下」。主著の基本テキスト。正直なところ、とても読みにくい。わかりにくい。その原因は、訳なのか、原文にあるのか、私にあるのか?いろいろな本でチェックしたり、よき師に巡り会うことが大事。
画像17 世界教育学選集「人間の教育1」。岩波文庫とは違う訳書。こちらの方がわかりやすいが、それでも難しい。
画像18 世界教育学選集「人間の教育2」。同上。
画像19 「フレーベル教育学への旅」。荘司雅子先生。この先生を勝手に私の先生とすることとした。その情熱とわかりやすさがいいと思った。本書は図版・写真が多くて大変読みやすく内容もいい。
画像20 「フレーベルの生涯と思想」。荘司先生の著書。
画像21 「フレーベル「人間教育」入門」。荘司先生の著書。いずれにしても、関係図書をしっかりじっくり読んでいないので、その時間が取れるようにしたい。「◯△□の積み木」で遊びながら読んでみたい。その時、何を感じ、どのように積み木して、何が生まれるのか?とても楽しみなところである。「経営」については「みんなの経営物語」が究極である。それを遊ぶ中で模索し続けるのである。その上で「経営積み木の世界」を掛け合わせていく。その時に、何を感じ、何をイメージし、何をクリエイトしていくのか?それを見るためにも急がなくてはならない。
画像22 「人間と象徴 無意識の世界 上・下」。「イメージ」「見立て」「意識」「シンボル」「記号論」等のキーワードの中で浮かんできた本。ユングは元々好きな世界だ。共時性、曼荼羅図、易経等とも妙に私のアンテナに引っかかる。その割にしっかり学べていないのがストレス。どんな世界に興味関心を持ってもすごい人たちだらけで、茫然としてしまう。私は私の感性でそれらの中から感じるとこ取りをして、自分の世界をつくることしかできない。しかも、その途中。何とか、もっと全体を確認し、しっかりとその中心に立ちたいと思う。
画像23 「見立ての手法 日本的空間の読解」。建築家の磯崎新氏の本だが、「見立て」という言葉に惹かれて購入。「経営積み木」というまったく新しい切り口の世界を創ろうというのだから、少しでもヒントがあれば、と思った。「コンステレーション」「見立て」「メタファー」はホットワードである。「見立ての手法」という9ページほどの中に竜安寺の石庭を皮切りに建築における「見立て」が語られている。石庭・庭園の設計について語られている。そして「庭園を読解するあらゆる鍵」とも評している。「経営積み木」もここまでの世界を付加できるだろうか。
画像24 「視覚の文法 脳が物を見る法則」。この本の始めにこんな文があって、それで買ってしまった。「人はいかに物を見ているのか。実は、物それ自体を見ているのではなく、あなたの脳が創造性を働かせながら、視覚の世界を意味あるものとして構築しているのだ。」まさに「経営積み木」の本質に迫るものと同じだ。「経営における見立ての世界」の前提をどのように考え、どのように創っていったらいいのか、というところの手がかりがあるのではないか。じっくり読んでものにしていきたい。このブックリスト自身がこれからの読書計画のリストなのである。
画像25 「こころの最終講義」。この本そのものが名著である。が、私は「コンステレーション」という言葉に惹かれて本書に行き着いた。
画像26 「言語連想テストからの出発」■コンステレーションとは空にある星座を意味します。この章の出だしの一文である。星座の世界、星座名そのものが、壮大でロマンあふれるものだ。そのような世界観を「経営積み木」に求めることは可能だろうか?持ち込めるだろうか?そのほんの少しでもいいから、そんな世界を吹き込めたらいいと思う。ただ天空に散りばめられた星たちの光を繋げ合わせて、或るものに見立て、そこに物語を見出したり、創り出したりした人間の何と壮大でおおらかで、微笑しいことか。
画像27 「よくわかるメタファー 表現技法のしくみ」。「メタファー」とは「比喩」のことであるが、主として言葉におけるものである。理性言語における比喩、と言った方がいいかもしれない。感性言語における比喩のようなものをイメージしている。「◯△□の積み木」における比喩とは何か?ということでもある。「見立て」「イメージ」との関係についてはどう考えればいいのか?わからないことだらけである。「◯△□の積み木」で遊びながら考えてみるしかない。が、それに浸っている時間もない。noteを継続する中で浮き彫りに出来ればいいと思う。
画像28 「メタファー思考 意味と認識の違い」。本書は、「経営積み木」構築上、参考になる視点のメタファーの内容である。「視覚のメタファー」「空間のメタファー」あたりはかなり知的刺激を受けるものである。「経営」「新しい経営」「戦略」「イメージとイマジネーション」「コンステレーション」「創造」「イメージとクリエイト」「◯△□」「積み木」等のキーワードの中で「経営積み木の世界」をつくりたいのだ。それが経営ボードゲーム「みんなの経営物語」と繋がっている中で、一如のものとしてつくりたいのだ。
画像29 「記号論への招待」。「経営積み木」における「見立て」の切り口とともに、感性言語という切り口も持って模索している。その関係で言語学とも深く関係する記号論にも関心を持ったという訳。ここまで来ると、凡人の私には収拾がつかなくなってしまう。哲学、心理学、言語学、記号論等々。ああ、もっと私の頭が良ければ、もっと早くの目覚めていれば!至らず、足りないことだらけだが、私なりに進めていくだけである。ハードウエアとそのセット決めはほぼ出来ているが、理論構築と検証がどこまで出来るかわからない。
画像30 「石庭のつくり方」。具体的な石庭のつくり方としては大変にわかりやすく書かれた本である。読みながら、積み木に置き換え、「経営積み木」の世界が模索できればいいと思う。

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