私の選んだドラッカー関係図書31選

画像1 20年コンサル&コーチングをやってきている。独自の経営「◯△□の経営」の視点から、それをやってきた。その経営面でのベースにしてきたのが、ドラッカーであり、その基本テキストとして「エッセンシャル版マネジメント」を採用してきた。そのドラッカーについて深く広く学びながら、「◯△□の経営」に昇華させてきた。多少、経営の勉強をされている経営者の方なら受け入れてもらいやすいが、そうでない場合には敬遠されてしまうことも多かった。今では、松下幸之助氏など、お客様に合わせて進めている。数ある本の中から30冊選んでみた。
画像2 それ以外のドラッカー関連図書の本棚。ドラッカーを学び、支持する人をドラッカリアンと言っているが、ドラッカリアン・マーケットなるものが存在している。ドラッカー関連の本を出せば一定数は売れるからである。今は、ブームは去り、以前ほど出版はされていない。ドラッカーは、マネジメントを発明したと同時に、その未来を見続け、それを教えてくれていた。時代を超えて読まれるものばかりである。
画像3 その中でのベストワン「エッセンシャル版マネジメント」。経営書で1冊だけ、と言われたらこれを選び、オススメする。お守り代わりに一生かけて座右において読み、味わって欲しい。それでも残念ながら、読みにくいことには変わりがない。それで、学びが止まってしまう人がいかに多いことか。それで、いろいろな解説書、入門書、コミック、小説なども出ている。その上で、本書に戻って読み進めてほしい。本当に、経営の全体をこれほどコンパクトにまとめられた本はないからである。難しいと決めつけないで、わかるところだけを拾い読みしてほしい。
画像4 なお、本書を徹底的にモノにしていただくために「カードでわかるドラッカーマネジメント」ワークショッププログラムを開発してあります。ご興味のある方はお問い合わせください。note上でも今後取り上げていく機会もあると思います。
画像5 「100分で名著 マネジメント ドラッカー」、「ドラッカー入門」。エッセンシャル版マネジメント」を読み進めるためにもドラッカーの基本的なことを知っておいてほしい。そうでないと、一生かけて何度も読み、何かあってもなくても読めば、求めている人であれば絶対に何かを与えてくれる。やはり、ドラッカー翻訳の一人者である上田氏の両書をオススメしたい。本当にドラッカーをモノにしたいなら、読むべきである。それができないなら、一生かけて読むことなどとてもできるものではない。
画像6 「知の巨人 ドラッカー自伝」。さらにドラッカーに興味が湧けば読めばいい。
画像7 「ドラッカー365の名言」。ドラッカーのすべての本など、普通の人にはとても読めるものではない。それでも、広く、浅く、ポイントをつかみ、日々の糧にしたいなら、コレである。すべて出典引用先が記されているので、それで読み広げていくこともできる。
画像8 「PHドラッカー完全ブックガイド」。ドラッカーのマネジメント世界に魅入られた人なら本書でぜひチェックしてみてください。
画像9 「ドラッカー全教え」。サブタイトルに「自分の頭で考える技術」とあります。その通りで、最終的には、自分なりに考え、自分で行動し、自己責任の下に物事は進んでいきます。本書の内容は至極真っ当で、よい本です。あまりよいと、ドラッカーでなくとも、それなりの人が言っていることと同じような内容になってくることは致し方ないですね。
画像10 正攻法のドラッカー読破がキツそうな場合には、「もしドラ」がいい。累計発行部数200万部を突破している大ベストセラーである。女子高校生まで読書に巻き込んでしまった、とんでもない本である。映画にもなり、アニメにもなり、コミックスにもなっている。実際の内容も実によくできている。ドラッカーのマネジメントのポイントもしっかり入っている。本当にモノにしたいなら10回は読んで欲しい。ある視点を持って読まないと10回は読めないが!それについては、私の「もしドラ」ワークショッププログラムを体験していただきたい。要問合せ。
画像11 「もしドラ」の2匹目のドジョウを狙ったもの。どちらのインパクトはイマイチであったようだ。興味を持たれた方は読んでみればいいと思います。
画像12 「ドラッカー選書1 経営者の条件」。「エッセンシャル版マネジメント」は、経営のバイブル、レファレンスと言ってもいい本だが、ノウハウ的な内容にはなっていない。ケースは紹介してくれてあるので、その中で自分の問題として考えてみることですこぶる役立つが、そういう視点がないと「難しい」で片付けてしまいやすい。その点、本書はノウハウ的なことをしっかり書いてくれてある。時間管理あたりから入っていくあたり、本当に現実に立脚している。その意味でも選書の1になっているようだ。
画像13 「ドラッカー選書2 創造する経営者」。やはり、「エッセンシャル版マネジメント」を読みこなし、その内容を生かすべく行動していくには、読んでいただきたい内容である。私は「創造する」というキーワードが好きで、私の経営におけるコンセプトは「イメージとクリエイト」で、将来イメージ、企業イメージ、企業ビジョン、未来ビジョンがあって、その上でのクリエイト、クリエーションである、と思っている。その意味ではまさに「創造する経営者」こそ最重要キーワードである。
画像14 「ドラッカー選書3 現代の経営 上」。「同 4 現代の経営 下」。良書を読んで初めて「エッセンシャル版マネジメント」も生きてくる。ベストワンと言えば「エッセンシャル版マネジメント」だが、それをキッカケにいろいろと興味関心好奇心に任せて導かれるようにして読んでいく読書は実に楽しい。ドラッカーにはまると、そういう風に読み進めていくことができるのだ。そういう著者は多くはない。
画像15 これら一連に本も流れとして見ていくと実に面白い。ドラッカーは絶えず全体を見て、本質を深く掘り下げながら、あるべく姿を模索すべく、事実材料を集めて未来を浮き彫りにしようとしている。それ故に、予言者的に見えることがあるが、その読みの確かさ故のことなのだ。これと同じことが、「脳力開発の城野宏」にも言える。凄い人たちとはそういう人たちのことである。そういう凄い人が世の中にはいくらでもいる。自分なりに、そういう人たちから学び取り、自分ナイズして独自の世界や成果をつくっていくしかないのである。
画像16 「非営利組織の経営」。「エッセンシャル版マネジメント」の他にもう1冊、と言われたら本書を挙げる。これからの営利組織も非営利組織の本質を生かしたものにならざるを得ない。それは、人はお金のためだけに働いているわけではないからだ。ポスト資本主義のおける重要なテーマとして扱うレベルのものである。いずれにしてもドラッカーはいつも数十年先を見て思索していたのである。
画像17 「ドラッカー理論」。ドラッカーをわかりやすく理解する、ということで、その内容を図式図解で解説してくてている本である。さらに、体系的に図式図解の世界をまとめてくれている作者なので、図式図解の作成のポイントも学ぶことができるものになっている。
画像18 「ドラッカーの実践経営哲学」。この本も「エッセンシャル版マネジメント」を生かすお供として読むといい本だ。「ドラッカーの本の内容は難しい」としながら、わかりやすくまとめる努力を惜しまずしてくれている。
画像19 「トヨタ生産方式でドラッカーの「マネジメント」を読み解く」。トヨタにも学びたいし、ドラッカーにも学びたい向きには絶好の書である。あまたあるドラッカーの関連図書として手に取っていただくには独自の切り口でなければならない。そういう視点から言えば、本書しかない。私もトヨタは好きなので大変興味深く読み進めることができた。ちなみに、私が好きな経営者や会社と言えば、小倉昌男、本田宗一郎、トヨタ、リクルート、塚越寛、出光佐三、松下幸之助等である。
画像20 「柳井正 わがドラッカー流経営論」。ドラッカーの教えをフルに生かしてユニクロを世界的企業に育てた実践者、柳井正氏。NHKの特集番組にも取り上げられていたが、本当にドラッカーをこき使っていた様子が描かれていた。そういう視点での本としてオススメの本である。
画像21 「ドラッカーが教える最強の経営チームのつくり方」。ドラッカーのマネジメントをテーマ別に展開した本。ドラッカーのあやかり本で、作者の自論をドラッカーマネジメントで裏付けながら解説してくれている。参考までに読めば役に立つ。
画像22 「ドラッカー教授 組織づくりの原理原則」。趣旨としては、前著と同様である。
画像23 「ドラッカーが教える営業プロフェッショナルの条件」。同上。
画像24 「店長のためのやさしいドラッカー講座」。同上
画像25 「起業家精神に火をつけろ!」。「エッセンシャル版マネジメント」で足りない具体的な内容、インターネット時代の要素や顧客心理に深く具体的に立ち入った本で、本当にヤル気がある方にはセットでオススメしている。いずれも中身が濃すぎて閉口してしまうかもしれないが、セットで鬼に金棒と言えるほど強力だ。
画像26 「ドラッカーの世界 ドラッカー経営学の考え方」。今から50年くらい前のドラッカー解説本。私の尊敬している故伊澤喜美子女性コンサルタントの師匠の小林宏氏が書いた本
画像27 「今こそアーレントを読み直す」。まったく場違いに思うかもしれない、女性哲学者アーレントの本。「エッセンシャル版マネジメント」、そのベースになているのは「マネジメント」で1000ページ以上の大作である。ドラッカーのこの本は「平和希求の書」と捉えている。「エッセンシャル版マネジメント」の「まえがき、序文」にそのようなニュアンスで書かれた一節がある。ヒトラーのような全体主義にならないための手立てとして「健全なる組織のマネジメント」を考え出し、発明したのだ。それと同じおもいをアーレントに見出すからである。
画像28 「エッセンシャル版マネジメント」をテキストとして、「◯△□の経営」アレンジして開発したドラッカーマネジメント学習支援プログラム「◯△□でわかるドラッカーのマネジメント入門」。PDFテキストと学習カードとA1サイズの経営シートのセットになっています。ちなみに、「◯△□の経営」の視点から見たら、ドラッカーのポイントが3分でわかってしまいます。詳しくは改めてnoteさせていただきます。
画像29 こちらは、「もしドラ」をベースにしたドラッカーのマネジメント実践活用ワークショッププログラムです。カードとシートをふんだんに使ったオリジナルです。ドラッカーを難しく感じている人たち向けのプログラムで、経営の勉強をまったくしていない場合でもヤル気があればわかります。また、「もしドラ」をテキストにして、ワンシート経営計画書まで作成できるプログラムになっています。詳しくは改めてnoteさせていただきます。

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