中上健次の「岬」を読む
機内で
中上健次の「岬」
https://www.amazon.co.jp/dp/416720701X/
を読む。
かつて文学部時代、
彼の作品「枯木灘」
を扱った授業をとった。
そのときに
この「岬」や「十九歳の地図」など
手当たり次第読んだ記憶がある。
当時は何やら
小難しい作品という
印象しかなかった。
独特な台詞回しの良さが
分からなくて、
教授にバカにされたのは
よく覚えている笑
でもこの歳になって読むと
違うもの。
断片的な会話の連なりから
立ち上がってくる
濃厚な人間模様に
どんどん引き込まれていく。
それが快感と思えるのは
自分が変わったからだろうな。
三島由紀夫もそうだが、
彼も40代で夭逝している。
生きていたら
ノーベル文学賞の候補に
間違いなく挙がっていたと思う。
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