サイレント映画の可能性

活弁士の
佐々木亜希子さんに
お声掛けいただいて、

高円寺で
溝口健二監督の
サイレント映画

「瀧の白糸」を観て来た。
https://bacchus-tokyo.com/5498/

3D、4D映画が
人気の昨今だけれど、

モノクロフィルムに
活弁士の語りと生演奏による
この作品の見事さは、
一体何だろうか。

同じ映画というジャンルだけれど
脳の刺激される部分が
違うし、そのインパクトは強烈。

サイレント映画だから
役者は仕草、表情で
表現するわけで、凄く洗練されている。

活弁士の語りは
生の声の迫力があるし、
より想像力を掻き立てるような
塩梅で
セリフとト書きの部分を
伝えてくれる。

シンセサイザーや打楽器による演奏は
やはり生音の魅力があるし、
実際に楽士の
永田雅代さんに伺ったら、
お客さんの反応によって
演奏を変えるとのこと。

きっと活弁士の佐々木さんも
会場の空気を感じながら
語りを変えているのだろう。

サイレント映画鑑賞の
可能性を
昨夜もたくさん感じた。

面白い。

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