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本屋さん。

たまたま立ち寄った館山駅のマルシェの一角に
古本屋さんがいた
時間があったから、のぞいてみた

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僕は本屋さんに行くのが好き。
基本は読みたい本はAmazonで注文するけど。

何か新しいことに出会いたい時、
退屈な時、
気晴らしをしたい時、
そんな時は本屋さんに足が赴く。

新書のコーナー
話題の本
店員さんのおすすめ

本屋さんによって、目立たせられてる本が違う

色んなタイトル、
色んなデザインの表紙、
たくさん飛び込んでくる。

そのときの自分が興味ある言葉が飛び込んできて、おもむろに手を伸ばし

まずは

表紙を開けて
カバーを一読
「はじめに」のはじめに目をやり
「おわりに」のはじめにも目をやり
そして目次を辿る

そうやってその本を物色し

面白そうと思ったものは、
自分の中の買い物かごに入れ
また別の棚をあさる

全て終わったあとでも
あの本読みたいなあ、となった本
それを携えて帰宅する

それが本屋さんでの動き。

帰り際の電車で読み始めることもあれば
翌日、家を出る時に机に置きそのまま積まれていくこともあれば
今は読んでる本があるから、それ終わってから読もうと順番待ちになる本もあれば
なぜかわからないけど、順番を割り込んで読み始めている時もある。

僕にとっての本は、そんな存在。

読みきったあと
「おわりに」を読み終わり、
「はじめに」をまた読み直す。
この動きがある時は、僕がその本のことがそのときの自分にとって「良かった」と思っているときだ。

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良かったなと思う本

それは、人に紹介する時も
自然と熱がこもる

あの本良かったよ!
絶対読んだ方が良いよ!

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趣味は何ですか?
初対面の人に聞かれたときに、
ふと、困ってしまう。趣味って何だろう。

そのとき「読書です」と
一発で反応的に応えたことはない

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そんな自分でも

好きな本は何ですか?

そう聞かれたならば、
スラスラと応えは出てくる

そんな、
自分にとって良かった本
自分のおすすめの本

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そんな本たちを紹介し
他の人が手に取ってくれたとき

とても嬉しい気持ちになった
想いが通じた気持ちになった

その人がその本を読み終わったあと
お話するのが楽しみだった

印象的だった部分、
あそこが良かったよねえという部分、

それぞれ違うんだけど

確かにそこも良かったですねえ

そんなふうにお話する時

あたたかい気持ちになる。
そんな瞬間が好きだなあ。

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そんなことが
頭に浮かんできた。

本屋さんをやると、
そんなあたたかい想いでいられるんだ

そんなことを、
考えていた。

普通の本屋さんだと出会えなかったかもしれない本を2冊

持ち帰って、
今読んでる本はあるんだけど

新しく読み始め、
そして読み終わり。

自分的にはあまり「良かった」とは思わなかったけど

久しぶりに本を読みきった

本屋さんっていいかもなあ

「古本屋なんて全然それだけじゃ生活できないですよ」
店主さんが優しく笑いながら話してくれた

それでも、
人生の片隅に
本屋さんをやっている時間
があったら良いかもなあ

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そんなことを文字に残しておきたい
『創造するということ』を読みきった直後に。

2023.11.25

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