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富山にいた頃の写真。

久々の雪だ。雪の夜は空が低く感じる。
雪を見ると富山にいた頃を思い出す。富山ではこれ以上の雪が冬の間中降り続いていた。(#1)

#1 冬の間中降り続いていた。
それは言い過ぎだ。しかし1〜2月あたりは道端に常に雪が残っていた。
積雪で外界との交通が2週間近くストップして、食料品が町から消えたこともあった。サークルではZOOMを使って生存確認をして、足りない食料品を融通しあったりした。

富山が懐かしくなってきた。
せっかくなので、富山にいた頃に「なんか良いな」と思って撮った写真を何枚か載せる。どれも自分の生活範囲内で撮った写真だ。(海だけは例外)

厳選した結果、全部で20枚になった。

大雪の日はアパートから出られない。でも出ないといけないので、無理やり雪だまりの中に突っ込んでいく。
画面左にスコップがあるけれど、僕含め、住人達は誰1人として雪かきをしない。みんなで雪だまりに突っ込んでいく。
雪。掻き分け掻き分け大学図書館まで歩いてきたら、積雪で休みになっていたときの写真だと思う。
雪。
フォトジェニック
なんか良い感じの水路。
映画館からの帰り道。30分くらい自転車を漕いで通っていた。
なんてことない写真だけど、地味に気に入ってる。
海岸。数ヶ月に一度くらい、自転車で40分くらいかけて行っていた。
富山の海で泳いだことはない。
神通川の土手は、図書館に行きがてらよく散歩していた。
河川敷のひまわり。
謎の船。
サボって散歩してた。
平日昼間は基本貸し切り状態。
レイトショーから帰る途中で撮ったのだと思う。
この神社の裏の茂みに、どえらい数のシラサギ?が住んでいる。100羽以上?
通学路の脇の水路をカモが歩いている。
水路の上を水路が横切っていてちょっと面白い光景。水路の立体交差。
ワクワクするトンネル
花火大会。後輩のラジオドラマの為に、花火の音を録音しに行った。
考え事をするときは夜中に近所を歩き回っていた。
アパート裏の公園でブランコを漕いだりもした。
富山に来たばかりの頃によく部屋の前までやって来た猫。多分前の住人が餌をやっていたんだと思う。

写真を見ていると、穏やかで、ワクワクする景色がたくさんある良い場所だったように思えてくる。
もっとちゃんと思い返すと、雨ばっかりで陰鬱な気持ちになることも多々あったけれど。

何はともあれ、久々に雪を見てノスタルジックな気持ちを味わえた。
富山にいた頃は、自転車が使えなくなるし靴や靴下がぐじゅぐじゅになるしで雪にうんざりしていた。
しかし実害を被らずに眺めている分には、雪っていいもんだ。

写真には残してないけど、暗い夜に、降る雪が街灯の下でだけ照らされ、その存在を確認できるという光景を見て、なんか良いなと思ったのを覚えている。(車のヘッドライトに雨粒が照らされるような感じ)

当時はそれを見て「おもちゃ箱みたいだ」という感想を抱いた。しかしなぜおもちゃ箱だと思ったのかは自分でもよく分かっていなかった。
今思い返してみると、街灯の下でだけ雪が見える光景が、スポットライトの下でだけ物事が顕在化する舞台のように見えたのだと思う。
そして現実のミニチュア版である舞台からおもちゃ箱って単語を連想したんだろう。

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