あらゆる角度から、ビジネスモデルを検証せよ! 【第20回】進撃のWEEK DAY2
『ビジネスモデル』・・・経営者や起業家なら誰しもが「素晴らしいビジネスモデル」に沿って、ビジネスを実践したいと願っている。そして多くの経営者が、「素晴らしくないビジネスモデル」を実践している。
昨年、妻の出産(第1子)に立ち会ったが、大変な難産だった。『ビジネスモデル』の設計も出産に似ているかもしれない。どれだけ難産でも、その後に生まれてくる我が子(ビジネス)を夢見れば、苦労は神秘的なプロセスのはずだ。
本稿では、自社の『ビジネスモデル』を再設計することで、【進撃のWEEK(全5回)DAY2】のアウトプットとする。
1.本稿のテーマ
今朝も受講しました!進撃のWEEK !DAY2!
初日は、『企業理念』を作りました。当社Willvoteが定めた『企業理念』は、「SNSの課題を解消し、世界をより良くし、日本に貢献する」です。
DAY1の記事はこちら
本日は設定した上記『企業理念』に沿って、当社の『ビジネスモデル』を再設計します。ここで「再設計」と言うのは、当社は既にSNSのプロダクトをプレリリースしているので、根幹となるサービスは既にありますし、『ビジネスモデル』も構築しております。しかし、『ビジネスモデル』については、まだまだ改善の余地がある段階です。
したがって、本項では『ビジネスモデル』を構築するにあたり、「何をやるか」については、「2択で創るSNS:Willvote」と既に決まっていますが、「どうやるか(いかにユーザーを増やすか?マネタイズするか?KPIなど)」を中心に、Willvoteの『ビジネスモデル』を再構築していきます。
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2.ビジネスモデル設計① ビジネスをする背景
Willvoteを世の中に届けるべき背景をまとめました。
上記背景を端的に申し上げると、SNSが抱える「偏向」と「退屈」を、「2択」が解決します。何故今か?SNSの弊害が大きな社会問題になっていることと、コロナ禍でエンターテイメントが切望されているからです。私がやる理由は、「2択」のポテンシャルを「発見」し、「実証済み」だからです。年初のClubhouseの様なムーヴメントを、インフルエンサー・マーケティングによって、巻き起こすことがメインの戦略です。
3.サイト設計
Willvoteのサイトの目的や特徴を明確にします。
既にWillvoteは設計済みですが、ユーザーがWillvoteを使って「ファクトフルネス」を得られたり、「ワクワク」を感じてもらうには、サイトはどうあるべきかを強く意識して設計しました。
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4.ビジネスモデル設計② ビジネスに必要な5ファクター
ビジネスに必要な5ファクターを検証しました。
上記で挙げている各項目の課題について、以下に解決策を記します。
将来性・・・戦略の柱としているインフルエンサー・マーケティングを早期に実施し、トラフィックを計測し、PDCAを回し、成功確度を上げていく。
収益性・・・①数万人程度ユーザーが付いた段階で、企業とのコラボを実施し、初期からのマネタイズポイントを作る。②Clubhouseの様な熱量を作り上げ、マネタイズがなくとも先に進める様にする。
成長性・・・戦略の柱としているインフルエンサー・マーケティングを早期に実施し、トラフィックを計測し、PDCAを回し、PMF達成速度を早める。
優位性・・・AI導入は、シリーズB達成時を視野に入れているが、常に先手を意識し、好奇を逃さない様にする。
優位性・・・良質な投稿を確保する守りの戦略と、コラボや新機能実装による攻めの戦略をダイナミックに投入し、ユーザーを飽きさせないことをメインシナリオに、逆にCtoCが出力を落とした際に、ABテストの強化やSaaSの提供など、BtoCやBtoBtoCに注力していく戦略も用意しておく。
5.ペルソナ設定
Willvoteが最初にサービスを届けるべきペルソナを設定しました。
アンテナが高く、拡散力の高い、若い女性を想定しています。また、彼女らがWillvoteを認知するきっかけとして、彼女らが支持するインフルエンサーの投稿誘致を、戦略の柱に置いています。
6.KPI
顧客が成長する段階を分解し、KPIを設計します。
それぞれを達成するための戦略は以下です。
認知・・・インフルエンサー・マーケティングを、多くの人を巻き込んで加速させ、Clubhouseの様にWillvoteの存在が国民の多くの耳に届く様にする。
ユーザー登録・・・インフルエンサー経由や、LP設置・SEO対策など広範な流入経路を確保。
閲覧・回答・・・ユーザー登録と同時に達成と想定(想定が外れた場合、対策)。
再訪・・・コラボや企画などを投入し続け、良質な投稿を確保することで再訪誘致。
7.進撃のWEEK DAY2感想
最後に、2日目の感想を記します。
実はここまで一切触れてないのですが、本日の目玉はなんと言っても、イケてる海外企業200社の分析資料をいただいちゃいました!
「もしビジネスモデルが見当たらないのなら、海外で流行っている企業を日本で模倣するタイムマシン経営も視野に、資料を活用してください」という文脈でいただきました。
私自身は、既にプロダクトもビジネスモデルの雛形もあったので、資料にある企業のビジネスモデルを模倣することはなかったのですが、見ていてメチャクチャ面白いです。さらに、「この超大手SNS企業が、このスタートアップをセキュリティーに入れている!」など、とても重要な情報の気づきもありました。
もちろん、ビジネスモデルを改めて難産したことも、とてつもなく貴重な体験です。それでは、明日も学んできます!