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企業理念は会議室で決めるんじゃない!自分の中にあるんだ! 【第20回】進撃のWEEK DAY1

スタートアップで、『企業理念』の無い会社はないだろう。どの創業者も耳障りの良い『企業理念』を掲げている。しかし、その『企業理念』は、『創業者個人の理念』と合致しているだろうか?もし合致していないなら、その『企業理念』は真実だろうか?企業が困難を抱えた際に、チームの道標となってくれるだろうか?・・・本稿では、自社の『企業理念』を見つめ直すことで、【進撃のWEEK(全5回)DAY1】のアウトプットとする。


1.自己紹介

 初めまして。株式会社Willvote代表取締役の山本英臣です。弊社は、2択で創るSNS『Willvote』を運営しています。
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 それでは、本題に入ります。今朝、受講しました!進撃のWEEK !
 
当プログラムは、ビジネスに必要なシリコンバレー流のノウハウを、5日間で学べるのですが、受講すること以上に大切なことは、学んだことを活かしていくことなので、本日より5日間、学んだことのアウトプットを記していきます。


2.【進撃のWEEK DAY1要約

 初日のテーマは『企業理念』です。要約すると、

・人も企業も『理念』がないと、ブレる。困難な時に、『理念』があれば道標となり、すべき判断を下せる。
・『自分の理念』の言語化は簡単ではない。だけど、これまでの人生の原体験を振り返れば、必ず『自分の理念』が見えてくる。
・『自分の理念』が見えれば、自ずと『企業理念』も見える。自分の創業する企業は、当然『自分の理念』に沿ったものなのだから。
・『自分理念』が見えないなら、以下のプロセスで見出そうね
(1)これまでの人生で、自分の心に響いた体験を時系列で作成する
(2)5つのキーワードを決めて、(1)の自分の体験と結びつけて深掘りする
(3)(2)で決めた5つのキーワードを全て使って、自分理念を文章にしてみる


3.自社:Willvoteの企業理念 

 実はWillvoteは創業しているので、既に『企業理念』はあります。
 Willvoteの企業理念(正確にはキャッチコピー)は、、make it Clear
 「
世の中をハッキリさせる、明瞭にすることで、恣意や偏向を解消し、世の中をもっと良くする」という意味を込めています。
 また、あえて『企業理念』には打ち出していませんが、「日本発のグローバルSNSを創出する」というのも、自分にとってはとても重要な『自分理念』です。

 さて、ここからのアウトプットですが、既に『企業理念』があるので、新たに『企業理念』を作成するのではなく、既にある『企業理念』と『自分の歴史』が一致しているかどうかを点検していく作業とします。
 


4.自分の歴史年表作り

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 今回、自分の歴史年表を作って、驚きの発見をしました!それは何かを説明する前に、一つ補足します。私は先ほど「日本発のグローバルSNSを創出する」という自分理念をWillvoteの『企業理念』に打ち出していない、と言いました。何故なら、投資家の方とお話しする際にそれを伝えると、「でも、投資家やユーザーにとっては、日本発であろうが米国発であろうが、評価するのはサービス内容だから、日本発かどうかは関係ないよね」と、言われることがありました。そう言われた時に、それ以上主張するに足る武器を私は持っていないため、企業理念にも打ち出さないでいたのです。

 ですが、今回自分史の年表を作成し、思い出しました。そう!私が小6の時に最初に描いた将来の夢は、「ドーハの悲劇」で日本中が打ちのめされたのを見て、「サッカー日本代表選手になって、日本をW杯に連れて行って、日本中を元気にする」だったのです!
 「日本発のグローバルSNSを創出(し、日本に貢献し日本を元気に)する」という理念は、フィールドこそサッカーから会社に変われど、あの頃の夢そのものと言えるでしょう。

 この様に、自分史を作成することで、私自身忘れていた自分のバックボーンも思い出し、Willvoteは確かに自分の歩んできた人生の延長線上にある、と確信出来ました。
 

5.5つのキーワードの選定

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 私が選定した5つのキーワードは以下です。
 貢献/一体感/挑戦/ルール/改善


6.理念の言語化

 先ほど選定した5つのキーワードを全て使って、私の理念を言語化したものが以下です。

 私の小学生の頃の夢は、日本代表として世界で活躍することで日本に貢献し、みんなに喜んでもらうことでした。そして私がこれまでの人生で最も刺激を感じるのは、挑戦をする時です。だから、私は挑戦します。ルールを変えるような、そんなワクワクするサービスを世界に提供するために。そしてチームの一体感こそが、挑戦の成功確度を上げることを私は知っています。世界には不明確・不明瞭なことが溢れかえっています。SNSは、改善すべき社会的な課題を抱えています。志しの一致したチームで、現行SNSの課題を解消したグローバルなSNSを配信し、世界のルールをより良く変え、日本に大きな貢献を果たすことが、私たちの理念です。
要するにWillvoteの企業理念は・・・「SNSの課題を解消し、世界をより良くし、日本に貢献する」


7.進撃のWEEK DAY1感想

 最後に、初日の感想を記します。まず始めに、朝07:00から緊張感に包まれたバリバリに実戦的なプログラムを履修する機会は、「朝が早い」で有名な証券会社員時代もありませんでした。とても有意義な時間の使い方で、社会に浸透して7時から出力最大でいけば、毎日プレミアムフライデー化も可能なのでは、などと思いました。

 また、本日のテーマの『理念設計』は、非常に得るものが多かったです。「証券会社に13年間勤めた私が何故SNSを運営するのか?」と言う質問は、これまでも良く聞かれ、その度にそれなりに回答をしてきましたが、自身のこれまでのキャリアとの結びつきが弱く、説得力に乏しいと感じていて、苦手意識を持っていました。今回自分の歴史を深く振り返ったことで、自分自身忘れていた自分の原体験と結びつけられ、苦手の克服に繋がりました。

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