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Voicy を聴いていての気づきをアウトプットしてみる

毎日30分〜1時間ほど散歩をしています。ここ数ヶ月、散歩のお供はもっぱら Voicy です。Voicy は音声配信プラットフォームで、いろいろなパーソナリティの配信をラジオ感覚で聴くことができます。

お気に入りのパーソナリティを数名フォローしていると、毎日2〜3コンテンツが配信されてきます。1コンテンツが10分ほどになるため、毎日の散歩でも聴くものに不足することはありません。
ということで、配信されたものを消化するために散歩するような日々でもあります。

Voicy を聴いていると日々気づきを得ることは多く、note にその気づきについて書けばネタになると思いついたので、さっそく書いてみます。

小説を読むことが少なくなった背景の考察

感銘を受けたのは、本を読むことが手段になってきているという話。

  • 現代では本を読むことが目的ではなくて、目的地に向かうためのツール・手段になっている。ビジネス書を読む人が多いのはそういう背景がある。

  • 物語やエンターテインメントを楽しむといった欲求を満たすための行為として、動画サブスクに取って代わられている。わざわざ時間をかけて本を読むという行為に至らない。

  • 自分の世界観が塗り替えられるような感動を与えてくれるものとして、書籍は唯一無二の存在である。

つい先日読んだ、三宅香帆『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』で書かれていた、ノイズの含まれる読書は避けられる傾向が強くなっている話と通ずると感じました。

自分がいま得たい情報があって、その情報を目的地として逆算して本を読んでしまう。その目的からずれてしまうことをコスパ・タイパという観点で受け入れられなくなっている。
ズレること、脱線することを許容する余裕が少なくなっているのだと再認識しました。

あと、書籍は自分の世界観が塗り替えられるような感動を与えてくれるものという定義はいいなと思いました。ひさしく世界観を塗り替えられる経験を味わっていませんが。

よいフィードバックができるのは、思考回数が多いから

  • 短時間資料を読み込んだだけで、年長者の上司からするどいフィードバックが返ってきた体験があった

  • 上司は同じような課題に何度も悩み、向かい合ってきたからこそ、インプットが少なくてもよい思考が生まれる

  • 取り組む事業や課題に対して思考回数が多い人が、自分の上司だとうれしい

気づきを得たのは、上記のくだりです。

私も40代になってきて、どうやって成果を出していくことに迷いを感じます。それでもなんらか成果は出せているだろうとは思っており、この話を聴いて自分のアウトプットについての言語化が少し深まりました。

エンジニアとして、最新技術へのキャッチアップすること、実際に手を動かして肌感覚を得ることは若手に負けてしまっていると思いがちです。
一方で、先輩として上司としてフィードバックをする機会はあり、「鋭い観点や違った観点で指摘してもらえる」という評価を得ることが多いのです。

「なんだか、うまくいかない気がする」「このコードからは変な匂いがする」といったカンや経験に由来する、言語化できない引っ掛かりを感じることもあります。そしてそういうカンは高確率であたったりします。

この配信を聴いて、同じ課題に何度も向き合った経験があり、その経験があるからこその発見やフィードバックを無意識的にできているのだと気づきました。

気づきを書き出してみて…

Voicy からの気づきをアウトプットする作戦は、自分にはあっているかもと思いました。

書籍だと1冊読み切るまでに短くても数日かかることがあり、日々の気づきとしてアウトプットするには重めです。一方で Voicy は1コンテンツ10分ほどでまとまっているので、そこから得たものをアウトプットするのは手頃なボリュームです。

また、手頃な気づきであっても、note に書くという行為を通してアウトプットすることで、自分の中での気づきの定着化は深まりそうです。note の継続化という目的においても、手を出しやすいのはうれしいですね。

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