まやかしの平和主義 #182

みなさん、こんにちは。皐月秀起です。

台風4号が来るはずが、ジョギング並みのスピードとのことで全然関西まで来なかったんですが、今朝温帯低気圧に変わったとのことで、拍子抜けしてしまいました。

ロシアのウクライナ侵攻は全く終わりが見えません。最近のニュースではロシア側の攻勢が目立っていて、東部ドンバス地方の一部をロシアが「制圧」というか「解放」した模様です。

アメリカなど西側諸国からの武器などの支援も続いているようですが、ウクライナの望む量とスピードには足りないようで、苦戦している様子が伝わってきます。

そうなってくると、ロシアとの「停戦」の話がより強く出てきます。

それ自体は、侵攻当初から言われています。戦争はどこかで必ず停戦するわけですから。

ただ停戦をするのに、ロシアに領土を譲渡してでもウクライナは停戦を、という人がいます。これ以上犠牲者を増やすよりは、お互いの攻撃をストップさせることが先決だ。それが平和主義だと。

私はとんでもない考えだと思います。

ウクライナの主権を犯してまで侵略しているロシアに対して、停戦のために譲るところは譲れ、差し出すものは差し出して、平和を勝ち取れと。

まだ、ウクライナ内部から出る話なら分かりますが、ウクライナでもロシアでもない第三者が言うなんて、勝手が過ぎると思います。

実は、私たちの周りにも似たような話はあります。

たとえば、3人が活動しているとします。

Aさんがリーダーで、BさんとCさんがサブリーダーです。

ある日、AさんとBさんの関係がぎくしゃくしてきました。どうやら、Bさんの態度に問題がありそうです。Aさんは何とか関係を修復しようとあれこれやってみますが、あまり効果はでず、ぎくしゃくしたままです。

そこで、CさんがAさんにこう言います。「あなたが折れるところは折れてください。これ以上ぎくしゃくしているのは私は嫌です。平和主義者なんで。」。

これってどうですか?違和感ありませんか?

だいたいこういうケースでは、本当ならば態度に問題があるBさんに対して、Cさんは働きかけるのが筋だと思うんですが、めんどくさそうな性格のBさんには言わずに、言いやすいAさんに頼みます。これは非常にずるい。

ロシアとウクライナもそうです。

明らかに非があるのはロシアなのに、プーチンは何言っても聞かないからと、ゼレンスキーの方に働きかけているとしたら、とんでもない話です。

正義があってこその平和主義だと思います。

そんな、まやかしの平和主義を私は認めたくありません。

今日の一言

OBNって知ってますか?

オールド・ボーイズ・ネットワーク(OBN)という言葉を、昨日初めて新聞記事で見かけました。

男性中心の組織が作り上げてきた独特の仕事の進め方や人間関係を指す言葉で、近年はイノベーションを阻むものとしても見直す機運が高まっています。

もともとは海外発祥の言葉で、その閉鎖性から米国などでも女性の活躍を阻む要因といわれてきました。国内では例えば「男性同士の雑談やコネ・人脈で物事が進む」「たばこ部屋・飲み会・ゴルフでの話が決定事項になる」といったことがあげられていました。

たばこ部屋、とても懐かしいです。

私はたばこは吸わないんですが、たばこ部屋にいる上司のところに報連相をしにいくのは、あんまり嫌いじゃなかったんですよね。いつも「おっ、皐月もたばこを吸うようになったか!」「いや、吸いませんよ。健康第一ですから」というやり取りを、50回はしたと思います(笑)

上の世代になればなるほど喫煙者率は高いので、そういうメンバーが閉鎖的な空間に集まるとどうしてもそういう話になりやすくなる。

個人的には、本人さんたちに悪気はあまりない、こそこそ隠れて排他的にしようとまでは思っていない感じはしますが、本人の思いは別にして結果がそうなっているので、これは女性に限らず、オールドボーイズ以外の男性の元気もモチベーション維持のためにも見直すことは必要だと思います。

空室状況(申込ベース)

アザレア43:2室/46室
シティマンション赤池:2室/16室
パオ35:満室/35室
ソラーレ逆瀬川:満室/5室
マナツー:1室/8室
5室/110室(空室率4.5%)

赤池が1つ決まって残り2室になったんですが、アザレアの学生が留学に行くとのことで8月退去となりました。

映画『PLAN75』

久しぶりに映画を見てきました。ファーストデーだったので1200円でした!

見た映画は、早川千絵監督・脚本の『PLAN75』です。

今年のカンヌ国際映画祭で、「ある視点」部門にノミネートされ、カメラドールでも次点に選ばれ、メディアでも話題になっていました。

超高齢化社会になり、不満が爆発した若者・現役世代が高齢者を殺害する事件が多発。そんな若者のために社会保障費用削減を目的に、満75歳から自らの生死の選択権を与える社会制度「プラン75」が施行され、ゆるやかに死を勧誘していくという近未来の日本を描いた、社会派の映画でした。

私の25年後には75歳になります。その時に、こんな世の中になっている可能性は十分あります。

もし、そんな世の中になったとしたら、、生死の選択権は自分にあるとしても、日本特有の同調圧力に持っていかれそうですし、生きる選択を選んだとしたら、どう自分と周りと折り合いをつけるのかも考えさせられます。

あと、死というゴールが見えている中で生きる、若者・現役世代も複雑なんじゃないかなとも思いました。

とても考えさせられるいい映画でした。

また8月も行きたいと思います!

米作り2022③

田植えから数えて今日で、32日目です。

ちなみに前回6/20の写真がこんな感じ。

そして、今日現在がこれ。

成長してますよね?大丈夫ですよね?
毎回聞いている(笑)

先週の天気がいい時に水を抜いて3日間ほど「中干し」をし、ここ1週間ほどは水を少なめにし、今日久しぶりにたっぷり入れました。

次回のニュースレターで、「出穂」まではしてないかな…。

6月のおすすめ本動画

https://youtu.be/zmEVOFkML3U

1、THINK AGAIN/アダム・グラント
牧師・検察官・政治家ではなく、科学者であれと。

2、2025年日本経済再生戦略/成毛眞・冨山和彦
南海トラフがやっぱり恐ろしいです

3、スマホ脳/アンデシュ・ハンセン
話題の1冊ですが、思っていたのとちょっと違いました

4、なんで英語、勉強すんの?/鳥飼玖美子
子ども向けの「お届け本」候補の1冊

5、東欧・旧ソ連の国々/池上彰
ロシア・ウクライナ研究①

6、なぜ僕らは働くのか/池上彰監修
「お届け本」候補②

7、イビチャ・オシム 日本サッカーへの遺言
オシムさんにカタールW杯を見てもらいたかったですね

8、知らないと恥をかく世界の大問題/池上彰
ロシア・ウクライナ研究②

9、プーチンの野望/佐藤優
ロシア・ウクライナ研究③。これが一番勉強になりました。

10、世界の潮流2022-23/大前研一
ロシア・ウクライナ研究④

年間目標:120冊/36,000ページ(月10冊/3000ページ)
6月実績:10冊(±0冊)/2,420ページ(△580ページ)
今年累計:57冊(△3冊)/17,488ページ(△512ページ)


最後までお読み頂き、ありがとうございました!
次回のニュースレターの配信は7/20頃になります
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