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海上自衛隊 鹿屋航空基地史料館

鹿児島県鹿屋市の「日本一海に近い小学校」跡地の校庭を利用したキャンプ場「YUKUSA OUTDOOR FIELD」でファミリーキャンプを楽しんだ後、帰る前に鹿屋航空基地史料館に寄ってきました。

鹿屋市には、太平洋戦争時に3つの飛行場が存在し、日本で最も多くの特攻隊が出撃した歴史があるそうです。鹿屋航空基地史料館には旧日本海軍創設期から第二次大戦に至るまでの貴重な資料の他、特攻隊員の遺影や遺書などが展示されています。また、海上自衛隊の活動状況も紹介されています。

到着すると、屋外展示されている強大な飛行艇が出迎えてくれます。二式飛行艇(二式大艇)は、旧日本海軍で使用され、太平洋戦争当時の飛行艇では世界一の性能を誇ったそうです。167機が製造されましたが、現存する唯一の機体が鹿屋航空基地史料館にあります。

鹿屋航空基地史料館の二式飛行艇(二式大艇)
二式飛行艇(二式大艇)

駐車場に車を停めて、航空機展示広場の歩道を歩いて史料館に入ります。海上自衛隊の飛行機やヘリコプターが展示されています。かなり古そうな機体で、屋外なので経年変化が激しそうです。

鹿屋航空基地史料館
屋外展示されているヘリコプターや飛行機
鹿屋航空基地史料館
鹿屋航空基地史料館

史料館に入ると、順路の一番目に簡単な史料館の案内動画を見ることになります。これがまた30年前の古い映像で、画質も良くありません。施設や展示物はとても立派ですが、なぜか動画のクオリティは低すぎます。自衛隊はソフトに予算が出ないのか、どこの基地のWebサイトも古く、鹿屋航空基地史料館のWebサイトも必要な情報がほとんど得られません。ボランティアでもいいので作り替えてあげたいくらいです。

一方で、復元模型等の展示物は見応えがありました。この当時に、世界を圧巻する巨大な空母や戦艦、高性能の航空機があったことは、ちょっと想像しにくいくらいの驚きです。

鹿屋航空基地史料館
鹿屋航空基地史料館

海上自衛隊が保有する唯一の零戦が展示されています。この零戦「五二型」は、終戦から約50年後に錦江湾と吹上浜の海底から引き揚げられた二機の機体を使い、海上自衛隊員によって復元されたものだそうです。

海上自衛隊が保有する唯一の零戦(鹿屋航空基地史料館)
海上自衛隊が保有する唯一の零戦(鹿屋航空基地史料館)
海上自衛隊が保有する唯一の零戦(鹿屋航空基地史料館)

撮影禁止のエリアには、特攻隊として亡くなった若者たちの遺品や手紙がたくさん展示されています。知覧特攻平和会館と共に、定期的に子供たちを連れてきて、戦争の悲しい歴史に触れさせたいと思います。

海上自衛隊の活動紹介コーナーでは、実際に手に触れたり、乗り込んだりすることができる展示物もあります。リアルな体感ができるので、子供達にとっても嬉しいコーナーです。

海上自衛隊の活動紹介(鹿屋航空基地史料館)
海上自衛隊の活動紹介(鹿屋航空基地史料館)
海上自衛隊の活動紹介(鹿屋航空基地史料館)
海上自衛隊の活動紹介(鹿屋航空基地史料館)
海上自衛隊の活動紹介(鹿屋航空基地史料館)

鹿屋航空基地史料館を出て、同じ敷地内に鹿屋市観光物産総合センターがあり、海上自衛隊グッズやお土産が買えます。

鹿屋航空基地史料館
鹿屋市観光物産総合センター
鹿屋市観光物産総合センター

この時の様子を動画にまとめているので、よろしければご笑覧ください。


海上自衛隊 鹿屋航空基地史料館

TEL 0994-42-0233
営業日:通年
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休業日:12/29~1/3
料金:入館料無料

鹿児島県鹿屋市西原3丁目11-2

https://www.mod.go.jp/msdf/kanoya/toukatu/HPzairyou/1-8siryoukann/1-8siryoukann.html



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