反射的な拡散で世の中真っ二つ!?
ネット民は誰だ!?
アリアナ・グランデさんの「七輪」が広く拡散され話題になりました。
以下の記事で、「ネット民のタチの悪さ」となっていますが、今回、ここでいうネット民とは具体的には誰でしょうか?
米歌姫の「七輪」騒動が炙り出したネット民のタチの悪さ
https://blogos.com/article/356864/
ネット民=SNSでシェア&コメントしたすべての人??
最近話題のFACTFULNESS(ファクトフルネス)でも指摘されていますが、書籍によると、物事を見る目をゆがめてしまう10の要因のうち、1つが「分断本能」。世の中をあちらとこちらに分けてしまう。例えば、新興国と先進国とかです。このネット民という言葉も同じ、ネット民とそれ以外。でも、今回、一人ひとりが意識せずにやったであろう「七輪」は七つの輪という意味にはならないぞ…おかしいぞと過ちを指摘したことが、アリアナ・グランデさんを日本嫌いにしてしまったかもしれません。
日本人は特に、英語が習得できない要因の一つでもありますが、こうあるべきという価値観が強い傾向があります。(ちょっとおかしくても通じることよりも、A happy new yearかhappy new yearかに拘る)。村社会だったので、そっちの村、こっちの村というのが大事なのはわかりますが要注意です
分断ではなく、統合が大切な時代がやってくる
20世紀は、ある意味で分断、別の言い方をすると細分化の時代だったと思います。21世紀は、統合・つながりがキーワードになりそうです。
大量生産で大切なことは、作業を標準化・細分化すること。それにより効率よくスキルを習得し、品質高く生産できた。一方で、これからは統合の時代。ITスキルを活用し様々なスキルを比較的短時間で習得できるようになったので、全体感があることを一人一人ができる。また、自分が価値観を重ねられる(つながりたい企業・人)と働くことが大切になってくる。
今回の例は、ちょっとした間違いをしてしまった人の間違いを指摘するという行為が分断を招きました。逆に、「七輪」というタトゥーはもう消せないわけでそれをどすれうば本人を救うことができたのか?みんなで知恵を出し合おう!という方向に持っていければ、きっと本人も幸せになり、よりアリアナグランデさんに日本とのつながりを感じてもらえた可能性があったはずです。
私とは違うと切り離そうとしてませんか?
「親の虐待を止められなかったことで、先生を責める」
悲しい事件ですが、犯人を捜したり、頭なおかしな親、他人事の先生と、私たち以外を切り出しても問題は解決しないのではないでしょうか?ニュースを見たときに、自分に「分断本能」が働いていないか?切り分けるのではなくてあくまでも自分のことと考えて、社会全体、組織全体でどうすればいいのだろう?という視点で考えることがこれからの時代を生き抜く大きな力にきっとなると感じた次第です
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