研究生活：先生から教わった大切な3つのこと①

① 研究テーマは2つ並行して進めること

研究テーマは2つ並行して進めておくことが大切である。1つ目は、チャレンジングで難しいが、成功したらインパクトの高いテーマ。2つ目は、成功してもインパクトは低いかもしれないが、着実に成果になるテーマ。1つ目の研究テーマが成功すれば万々歳だが、何ヶ月もうまくいかない場合が圧倒的に多い。そこで、2つ目の研究テーマで着実に成果を稼いでおき、予算・ポジションの確保等、ずっと研究が続けられるようにすることが大切である。

2つのテーマ

② アイディアは3つまで考え出すこと

1つ目の研究のアイディアを思いついたら、2つ目のアイディアを出す。ここまではなんとかできるはずである。しかし、大事なのは3つ目のアイディアを出すこと。3つ目まで考え出すのはかなり難しい。しかし、そこまで考え抜くことで、アイディアは洗練されていく。1の矢がダメであれば、2の矢、3の矢を準備しておかなければならない。

3つのアイディア

③ 研究以外で心の拠り所を持つこと

研究はときとしてうまくいかない場合が多い。そのようなときに、研究以外で心の拠り所を持っておくことが大切である。例えば、楽器の演奏が好きなら、演奏に心から打ち込む。楽しい演奏で幸せな気分になれたら最高だ。もしくは、スポーツが好きであれば、スポーツに一心に打ち込む。良いプレーができたらこれまた幸せだ。このように研究以外で心の拠り所を持つことは、メンタルを保つためにとても大切である。楽器やスポーツがうまくいかないときは、また研究に戻ってくればよい。

心の拠り所