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Tech Magic

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BCN+Rで連載中「Tech Magic」のマガジンです。最新のテック情報やレビューを動画やリンク、追記とともにまとめてあります。
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2021年8月の記事一覧

#057 フルカラーのIoT照明で映画館を超える!「Hue Sync Box」の凄さを自宅で検証

 【木村ヒデノリのTech Magic #057】 IoT照明のポテンシャルを最大限に引き出すガジェットが凄かった。Hue Sync Boxは代表的なIoT照明であるPhilips Hueシリーズの電球やリボンライト、間接照明を映像とシンクロする演出照明に変えてくれる画期的製品だ。 画面外まで映画とシンクロする照明効果をもたらす「ヒューシンクボックス」 新しい体験に家族全員で驚いた 海外では以前から販売されていたものの、国内では昨年ようやく発売 価格は¥32,780(税

#056 在宅時間が長い今こそ見直すべきは“照明”、ダイソンの7万超えデスクライトの凄さを紐解く

 【木村ヒデノリのTech Magic #056】 無意識に毎日使うものほどお金をかけたくなる。住環境はその代表例だが、その中で「照明」が及ぼす影響は非常に大きい。睡眠障害の原因には日光不足が挙げられるほど脳と光は密接に関係しており、照明と行動心理に関する論文も多く執筆されるほどだ。筆者もその重要性は痛感して住宅の採光や照明に関してはかなりこだわっている。今回紹介するダイソンのLightcycle Morphの光は、そんな筆者からしても「かなり優秀」だった。 ダイソン発の

#055 愛猫もAIで見守る時代に!自分の知らない行動まで把握できる「Catlog」で飼い主の生活も変わった

 【木村ヒデノリのTech Magic #055】 ペットテックの進化が止まらない。従来は自動給餌器や自動トイレなど、飼い主の負担を軽減してくれるものが主流だったが、最近はそれらに見守りや体重計測など愛猫の健康管理機能を追加する潮流が来ている。  今回紹介する「Catlog」の特筆すべき点は、AI(生データの機械学習)による行動の把握機能だ。今までは給餌は給餌器のアプリ、給水は給水器のアプリといったようにそれぞれで確認するしかなく、一元管理ができなかった。  対してCa

#054 ソニーの「REON POCKET」が大幅進化!試して分かった別次元の冷却性能と機能性

 【木村ヒデノリのTech Magic #054】 昨年9月にご紹介したソニーの着るクーラー「REON POCKET」の新モデルが発表された。冷却性能も強化されたが、今回注目したいのはアパレル各社との連携で具体的な用途が増えた点だ。スポーツ用の新しいモードを搭載するなど、用途に特化した使い方ができるようになった。 昨年話題を呼んだソニーの「REON POCKET」に新モデルが登場。 旧モデルとほぼ同じデザインながら大幅な進化を遂げている 旧モデルは値下げされているので

#053 iPhoneとAirPodsを同時に充電可能!ROBOQiのMagsafe対応ワイヤレス充電スタンドの実用性を検証

 【木村ヒデノリのTech Magic #053】 iPhoneのMagSafe化でワイヤレスチャージングが一段と身近になった。今回、紹介する「ROBOQi 2-in-1 Magnetic Charging Stand(以下、ロボチー)」は、このMagSafeをうまく活用したワイヤレスチャージングスタンドだ。  ワイヤレスチャージングは充電器に置いているのにうまく充電されていないことが多く、筆者は結果的に使わなくなっていた。この不満を解消してくれるのが、iPhone 12

#052 Oculusを使うなら絶対にこれも買うべき!VRのユーザー体験を最大化してくれる「Anker Charging Dock」

 【木村ヒデノリのTech Magic #052】 「Oculus Quest 2」の登場でVRがグッと身近になった。解像度は初代機の1.5倍に向上し、フラッグシップ機のスペックを持ちつつ価格はエントリーモデル並みの3万7180円とするなど、「VRをはじめるならこれ!」という決定版を出してきた印象だ。しかし、VRを定期的に楽しむためには別のハードルがあった。それは「充電」だ。  通常のゲーム機と違い、VRは本体+左右コントローラーの三つを充電しておかなければならない。こう

#051 知られざる「HomePod」の魅力、ディスコンになったから今こそ購入したい理由

 【木村ヒデノリのTech Magic #051】 スマートスピーカーや完全ワイヤレスイヤホンなど、オーディオ機器の進化が止まらない。AIアシスタントのトレンドも相まって、自宅に1台はスピーカーがある時代になってきたが、Appleは「HomePod」の販売を在庫がなくなり次第終了すると発表した。スマートスピーカー競争に敗北してしまったかのような発表だが、筆者は敢えてこのタイミングで2台、HomePodを購入した。今だからこそHomePodを購入した方が良い理由を紹介しよう。

#050 リモートワークイヤホンの決定版!超進化した最新の骨伝導イヤホンを試すべし

 【木村ヒデノリのTech Magic #050】 筆者と同年代(昭和生まれ)の方はかつて“骨伝導”という技術に興味を持ったことがあるのではないだろうか。自分も当時は新しさに惹かれて試してみたが、音質がイマイチで使わなくなってしまった。こうした経験もあり、最近まで「骨伝導イヤホン」というものへの興味は失われていたが、ひょんなことから最新の骨伝導イヤホンを使ってみて、その進化に驚いた。低音こそやや物足りないものの、はっきりと聞こえる上にマイクの性能も良い。製品にもよるだろうが、

#049 AIで窓拭き革命!自動で水拭きしてくれる掃除ロボット「HOBOT388」が凄すぎた

 【木村ヒデノリのTech Magic #049】 窓拭きは年末年始の大掃除のときだけ、という方は多いだろう。気になるほどの汚れないし、水拭きしてから乾拭きする必要があるなど意外と手間もかかるなど、無意識に億劫になってしまうものだが、今回紹介するガジェットを活用すれば手軽に全自動化ができる。  「HOBOT-388」は、洗剤を吹き付けながら拭きムラのない窓掃除を自動で行ってくれる掃除ロボットだ。窓に限らず鏡やお風呂の壁などにも使用でき、放置しておくだけで窓の98%をピカピ

#048 4段階変形する究極の三輪車!「GLOBBER」は大人のテンションも上がる移動手段だった

 【木村ヒデノリのTech Magic #048】 この製品は本当に気に入っているので記事にできるのがうれしい。今回紹介するのは子供用三輪車「GLOBBER Explorer Trike 4in1(以下、4in1トライク)」だ。年齢に合わせて四つの形態に変形させることができ、生後10か月の乳児期から使用できる。工具不要で変形させることができるため、その日の用途に応じてサンシェードをつけたり、三輪車にできたり…と汎用性に富んでいる。感染症でショッピングモールの子供用カートが使い

#047 AI&サブスクでスキンケア革命!毎月の肌状態に合わせたクリームを作って届ける「FLES」を試した

 【木村ヒデノリのTech Magic #047】 スキンケアが驚くべき進化を遂げている。「FLES」は毎月オートクチュールのスキンケア製品を送ってくれるサブスクリプション型サービスだ。初回に送られてくる測定器で定期的に肌を計測すると、そのデータをAIが解析し、肌コンディションに合わせたクリームを作って送付してくれる。今回は実際にこのFLESを試して、最新スキンケアサービスの使い勝手を確かめてみた。 AIを活用したまったく新しいスキンケアサービス「FLES」 測定器で計測

#046 今年をポータブルモビリティ元年に!国内ベンチャーの電動キックボードに感じた流行の予感

 【木村ヒデノリのTech Magic #046】 2021年はポータブルモビリティ元年となるかもしれない。いや、なってほしい。少なくとも筆者が今回試乗した電動キックボード「FreeMile Plus」はすばらしい乗り心地で、流行を予感させてくれた。  電動キックボードと聞くと海外製に保安部品を「後付け」した製品が思い浮かぶだろう。だが道路事情も法制も異なる日本においてそれだけでは不十分だ、というのがフリーマイルプラスを展開するクリエイティブジャパンの見解だ。フリーマイル

#045 ドラえもんの翻訳こんにゃくが現実に!ウェブ会議でもリアルタイム翻訳を可能にする夢のイヤホン「Timekettle M2」

 【木村ヒデノリのTech Magic #045】 勉強せずとも仕事や旅行で、グローバルにコミュニケーションを取れる技術というのは誰もが夢見るものだろう。ガジェットからアプリまで様々な翻訳ツールがリリースされている昨今だが、今回は真打登場と言っても良いだろう。「Timekettle M2」はシチュエーションに応じてかなりの精度でリアルタイム翻訳を実現してくれる画期的イヤホンだ。海外の情報も自宅時間で効率よく収集できる活用法を紹介したい。 精度高くリアルタイム翻訳を実現する

#044 デジタル化時代のアナログ学習教材「OSMO」をレビュー!触って学習できる先進の知育玩具

 【木村ヒデノリのTech Magic #044】 STEAM教育という言葉をご存知だろうか。Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(ものづくり)、Art(芸術)、Mathematics(数学)の五つの単語の頭文字を組み合わせた造語で、これら五つの領域を重視する教育方針を指す。タブレットを使った教育もこれに該当するが、日本ではなかなか導入が進んでいないのが現状だ。  今回、紹介する「OSMO」はこうしたデジタル教育と従来の教育の架け橋