#4 本当は医療従事者への支援だけじゃなく・・・
これまで医療従事者への支援をすることで医療崩壊を防ぎ、みんなのいのちを守ることに繋がると思う、ということを書いてきましたが、実際には介護現場で働く人たち、生活必需品を販売しているスーパーやコンビニ、ドラッグストアの店員さんたち、飲食店の方々。こういった方々も非常に大変な思いをしていると思います。
実は昨日、大学時代の友だちからメッセージがあって、上記の人たちにも支援の目が向くと嬉しい、というコメントをいただきました(ありがとう!)。
私自身、これらの方々の生活を思い浮かべるとなんとかしてあげたいという気持ちはありますし、考えないといけないと思っています。
ただ、全方位で考えることも行動することもできないので、自分自身は医療従事者など、ある領域にフォーカスして行動することがベター(ベストではなく)なのかな、と思っています。
あと、後述しますが、医療従事者を対象としたほうが良いと考えたもう一つの理由は、薬機法(旧薬事法)や景品表示法などの法規制の絡みです。
これらの法規制のことはいずれ書きたいと思いますが、簡単に言うと、薬機法は「食品なのに、医薬品のような効能効果を謳ってはいけない」というもの、景品表示法は「実際のものより優良又は有利に見せてはいけない(きちんとした根拠がないとダメ!)」というものです。
医療従事者であれば、科学的根拠がどの程度あるのかということをきちんとご理解いただけるので、間違った誤解をされたり、「このサプリがガンに効く!」のように誇張されたりするリスクが低いと考えたからです(一方で、「サプリメント」と聞くだけで全く信用しないお医者さんもいっぱいいるので、この点は辛いところです。一部とは言え、健康食品業界には売れればなんでも良いと考える問題のある企業も多く、これは我々の業界の問題だと思っています。)。
医療従事者を「食」で支えることについて
昨日のnoteでは、医療従事者を食事や運動、サプリメント等で支えることはできないか?と書いたのですが、その際、「食」に関連してカロリーメイトとかどうかな?と呟いたんですが、先ほどの大学時代の友だちはその会社のMRをやっていて、医療機関向けにカロリーメイトやポカリスエットなどを提供しているそうです。
でも、直接医師や病院に提供することはいろいろなガイドラインや都合があるらしく、患者さんにしか提供できないとのこと。。。具体的には、軽傷で入院できないけど、隔離対象となっている患者さんだけということらしいです。
うーん。ここにもなにかの規制があるんですね。
クラウドファンディングで個人的に送るのは法規制的にどうなんでしょうか?
どなたかご存じの方はぜひ教えて欲しいです。
物流が逼迫するリスクや、支援が滞るリスク
さて、一方で気になっていることは、個人個人が好き勝手に支援を申し出てしまうと物流が逼迫してしまうリスクや、需給状況の確認や管理などがうまくいかず、支援が滞ってしまうリスクがあるのでは?という点です。
前者(物流の逼迫)については大学院(修士)のときの先輩からアドバイスいただいたのですが、食品は日持ちしないため、ただでさえ物流が逼迫している中でさらに負荷をかける可能性があるということでした。
※先輩は魚庵という会社でめっちゃ美味い魚を売っています。個人的には粕漬けの魚と、特にスモークサーモンがオススメです(^^)
実は、食品(サラダ)の提供をしている会社のニュース(下記参照)を見て、たとえば全国で困っている飲食店からお弁当を引き取って、それをきちんとした食事がとりにくい医療現場に届けることができないか?ということを考えていました。
でも少し考えた直した方が良さそうです(元のアイディアについては明日あたりにアップしたいと思います)。
後者(受給状況の確認)については、マスクやガウンなど医療物資を全国各地に配布しているジャパンハートさん(NPO法人)が、過去の取り組みから「物品不足の正確な現状把握が困難であること」「複雑化していく在庫状況の管理や手配の手続きの問題点」などを課題として把握しており、それを解決するために他社と提携したというニュースがありました。
こういったことも考えた上で、仕組みをしっかり考えないといけないように思います(とは言え、考えすぎると動けなくなるので、できることから動いていきたいと思っていますが・・・)。
ではまた明日!良い日曜日を(^^)
<了>