金利にまつわる悲喜こもごも◆ 定額貯金・FXスワップ・住宅ローン
ひでまるgglです
これまでの人生で、金利を強く意識する局面が何度かありました
今の低金利がずっと続きそうと考えている方もいるかもしれません
でも、金利は動くもの、と金利上昇への備えのきっかけになれば、幸いです
1.金利5%時代に浮かれる
2.豪ドルの5%金利でFXに夢見る
3.マイホーム予算枠を拡大させた低利の住宅ローンに驚愕
それでは詳細です
1.金利5%時代の恩恵
大学4年生の卒業も間近い頃、体育会も引退し、空いた時間が出来ました
なので、アルバイトに精を出し、初めてまとまった貯金ができました
就職目前で、この貯金は、本当に必要な時まで、使わずにおこう、と決意して、郵便局の定額貯金にすることを決めました
当時の定額貯金は、10年間固定の年利5%で半年複利でした
10年間預けると約1.5倍になる試算をし、半信半疑のまま預金し、無事、増やすことができました
2.豪ドルの5%金利でFXに夢見る
リーマンショックの2年前の2006年にFXという商品を知りました
また、豪ドルの金利が5%程度と高い時でした
低金利の円を売り、高金利の豪ドルを買うことで、為替間の金利差分がスワップ収入となることを知りました
当時、不労収入を増やすことに憧れており、今でいう、FIRE(Financialy Indepentdent Retire Early)の実践ができると思いました
1000万円貯めて、豪ドルをレバレッジ4倍で4000万円分買う
➡4000万円×年利5%
=年200万円
=月16万円のスワップ収入+為替損益
これも半信半疑で始めたのですが、スワップ収入は、日々入金されました
2006年は、豪ドル高による為替差益と合わせ、200万円近い利益となりました
これは現実だ、と確信できたので、さらに、スワップ収入を増やす算段をし始めました
と、その頃、豪ドルの暴落が起こりました
豪ドルの高金利は、中国のインフラ投資を支える資源国オーストラリアの好景気によるものでした
ですが、2007年にオーストラリアの貿易収支ガ悪化し、豪中央銀行がインフレ見通しを引き下げたのです
そのため、金利低下を予想した豪ドルの売りが大量に出ました
FXは、一定額以上に証拠金比率が下がると、ポジションが強制決裁されます
それは、証拠金が没収されるロスカットと呼ばれます
豪ドルの暴落によるロスカットを回避するため、慌ててポジションを解消しました
ですが、時、既に遅し、で当時預けていた証拠金の半分近くを失うこととなりました
そのため、前年の利益は吹き飛んだのでした
3.マイホーム予算枠を拡大させた低利の住宅ローンに驚愕
2015年にマイホームを購入しました
物件の販売会社と提携している銀行で住宅ローンを組みました
昔読んだ新聞の記事で売れ筋住宅価格帯は3000万円前後、というおぼろげな記憶を持ちつつ、初めてマンションの説明会に参加しました
各部屋の価格が、開示された時、狙いの部屋の価格に驚愕しました
これは、自分には無理だな、と半分諦め気分になる価格でした
ところが、住宅ローンの返済シミュレーション結果を営業担当者に、プレゼンしてもらった時、これなら返せそう、と前に進めました
返済金額は、月10万円を超えていました
ですが、管理費込みでも、現在の賃貸家賃+5万円程度だったので、自分の財産になるし、と納得できる金額差に、購入を決めたのでした
その時の住宅ローン金利は、変動金利で年0.6%でした
それは、3000万円借りて、ざっくり年間の金利分が、18万円発生するんだ、と実感しました
そして、金利が1%上がると、年間30万円=月2.5万円支払いが増える計算となります
金利が上がったら払えないな、という確信も合わせて持ちました
そして、2年後、いずれ金利は上がるという強迫観念と、今が底か、と思えるほど下がった金利につられ、固定金利への借り換えをしました
退職金で完済できる金額を10年固定にし、残りを35年固定に借り換えました
金利はそれぞれ0.8%と1.2%でした。ほぼ半々の借入額だったので、10年間の平均金利は約1%でした
今だから言えるのですが、現在の住宅ローン金利の相場を見ると、まだ変動金利でも良かったな、とは思います
ですが、金利上昇に対する不安が解消され、借り換えには、満足しています
と、以上のように、金利に笑い、金利に泣いた経験が、読者の方の参考になれば、幸いです
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