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人間学の学び(『致知』および「木鶏クラブ」等)

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雑誌『致知』の読後感、木鶏(読書会)クラブ、関連書籍についてまとめています。
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#人事

人事と人間学ー『致知』からの学びがもたらす効果

 人間学を学ぶ雑誌『致知』。本当に素晴らしい雑誌です。また、読書会である「木鶏クラブ」にも参加し、学びを深めることができます。私も地元の木鶏クラブに参加し、多くの学びを得ています。  人間学は学校で教えてくれません。したがって、社会人になってから学ぶ方も多いです。人間学の学びがもたらす効果について、人事の立場から再度考察してみました。 自己啓発と内省の促進 職場でのリーダーシップ  自己啓発を通じて得られる自己理解は、リーダーとしての資質を高めることになるでしょう。リーダ

人事の立場における「運命をひらくもの」を考えてみる

 「運命をひらくもの」というテーマは、『致知』2024年4月号(致知出版社)でも取り上げられ、私自身も多くの示唆を得ました。  一方、このテーマは、人事の仕事において極めて象徴的であり、従業員と組織の未来を形作る重要な役割を果たしています。人事担当者は、個々の従業員のキャリアパスを形成し、組織の成長と発展を支える決定を行います。このプロセスは、採用から人材開発、給与・福利厚生、パフォーマンスマネジメント、組織開発に至るまで、多岐にわたります。改めて、個々の局面でのポイントを

【書籍】努力の果てにー福島孝徳氏の医療への情熱と人生観ー人事への示唆

 『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』(致知出版社、2020年)のp84「2月25日:一に努力、二に努力、三に努力すべて努力 (福島孝徳 デューク大学教授)」を取り上げたいと思います。  デューク大学の福島孝徳教授は、努力の重要性を強調しています。「一に努力、二に努力、三に努力」という彼の信念は、彼の仕事と人生のあらゆる面に反映されています。欧米での経験は、彼に新たな視点と改革への意欲をもたらしました。帰国後、三井記念病院で脳神経外科部長として、彼は手術数