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人間学の学び(『致知』および「木鶏クラブ」等)

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雑誌『致知』の読後感、木鶏(読書会)クラブ、関連書籍についてまとめています。
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#伊藤雅俊

人事と人間学ー『致知』からの学びがもたらす効果

 人間学を学ぶ雑誌『致知』。本当に素晴らしい雑誌です。また、読書会である「木鶏クラブ」にも参加し、学びを深めることができます。私も地元の木鶏クラブに参加し、多くの学びを得ています。  人間学は学校で教えてくれません。したがって、社会人になってから学ぶ方も多いです。人間学の学びがもたらす効果について、人事の立場から再度考察してみました。 自己啓発と内省の促進 職場でのリーダーシップ  自己啓発を通じて得られる自己理解は、リーダーとしての資質を高めることになるでしょう。リーダ

【書籍】日々の繰り返しに秘められた力ー矢野博丈と大創産業の教育哲学

『1日1話、読めば心が熱くなる365人の生き方の教科書』(致知出版社、2022年)のp296「9月15日:教育とは、しつこく言い続けること(矢野博丈 大創産業創業者)」を取り上げたいと思います。  矢野氏は、大創産業の創業者として、生活必需品ではない商品を扱うビジネスの脆弱さと、それに伴う経営者としての恐怖感について述べています。彼は、自社の商品が突然売れなくなる可能性に常に直面しており、それをマラソンランナーの厳しいトレーニングと比較しています。矢野氏は、倒産や自殺という