運命は外からやってくるんじゃない。

昨日、全統共通テスト高2模試を監督しました。
受験した皆さん、お疲れ様でした。

激しさを増しているコロナ禍の中ですが、
希望した全員が受験できて良かったです。

奇しくも昨日・今日は、
本物の共通テストの追試日です。

様々な理由・状況のため、
追試に挑むこととなった受験生達が、
無事力を発揮されるのを願います。

では、先週の話の続きです。

毎日ペダルをこいで平日は学校へ、
日曜日は某大手塾へ行き、
ひたすら過去問を解きました。

実は、高3の4月から親に頼み込んで、
週1で数学講座を1つだけ受けていたのです。

初日、先生が言った言葉。

「『高3から塾に来て間に合うのか?』
 そう思って不安な人、
 ここにいるだろう。
 大丈夫だ。受験は、
 高3の4月からが勝負だ」

めっちゃ勇気づけられました。
不安な気持ちは吹き飛びました。

そして翌月。その先生曰く。

「世間はGWで浮かれている。
 しかし君達はここ(塾)に来ている。
 逆転は5月から始まる!」

さらに翌月。

「みんなが梅雨で気分が上がらない中、
 この6月を制する者が受験を制す」

「ん…?」
僕は気づいてしまった。
「この先生、これを言い続けるぞ」

その通り、
「7月、夏を制する者が…」
「8月、お盆を返上した者が…」
「9月、皆が夏バテしてる今が勝負」
(以下略)

そして案の定、共通1次後最初の講義も

「この中に1次が良かった者もいれば、 
 大失敗の者もいるだろう。
 今こそ真実を言おう。
 …本当の勝負は、
 共通1次が終わってから始まる」

やはり言いました。
だが、僕の受け止め方が違っていた。

「わかったよ先生。
 その言葉、信じるよ。」
素直にそう思った。

僕の人生においても、
ベスト3に入るくらいの“濃い”1ヶ月半を、
この先生の言葉は支えてくれました。

でも、なんで受け止めが変わったのか。

それが自分としてもずっと不思議でした。

しかし、次の言葉に出会って、
納得しました。

「運命は外からやってくるんじゃない。
 君の心の中で毎日、育っているのだ。」

模試判定が「E」以外に
初めてなったのは高3の夏模試。

E判定が続く苦しい期間も、
努力だけは続けてきました。

「積み上げてきたことが武器になる」
YOASOBIもそう歌ってますよね。
問題集を解いたノートを積み上げると、
30センチくらいの高さになり、
それは“自信”という武器に育ちました。

外から入ってきた言葉は、
自分の努力と共鳴した時、
運命を使命に変える力になる。

だから、僕もこの言葉を、
努力を続けている君達と
これから努力を開始する君達に贈ります。

「運命は外からやってくるんじゃない。
 君の心の中で毎日、育っているのだ。」

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