ヒデマエ

元・町の本屋の息子。自称シンガーソングティーチャー。中高一貫校で数学を担当。病休明けて…

ヒデマエ

元・町の本屋の息子。自称シンガーソングティーチャー。中高一貫校で数学を担当。病休明けてから授業観・生徒観・学校観が激変。今も月イチで通院しています。

マガジン

  • 初めての◯◯

    50代になっても、まだまだ人生初!に出会えます。 そんな僕にとっての“初”をユルユルとマガジン化していきます。

  • 『今日この頃の疑問』ができるまで

  • 『学び合い』を実践してると…

  • 蘇る“わら人形”

最近の記事

明日は2学期始業式

小中高、そして教員として働き出してからも 数多く経験しているのだが、 いっこうに慣れない。 なんなら今現在、 生徒だった時以上に緊張している。 胸がドキドキ💓 理由は明白で、 2015年と2020年の2回、 うつ病で病休に入ったのが2学期だからだ。 回復したといっても、 覚えてるもんですね。 あの恐怖感。 そして絶望感。 深呼吸して、今は、 7年前でもないし、 2年前でもない。 そう自分に言い聞かせながら、 一歩ずつ、半歩ずつ、 時には立ち止まってもいいから、 進

    • 馬が走る。人も走る。

      『ドキュメント72時間』 歴代ベスト10(録画)を、 少しずつ見ている。 この番組、好きっす( ̄∇ ̄) 結局、市井に生きる人々の中にこそ、 “ドラマを超えたリアル”がある。 そう気づくことが多いから。 第5位の“日本ダービー大行列”。 先頭は開門の8日前から並んでいた! そして開門と同時に猛ダッシュ! 目当ての場所目掛けて、 人間によるダービーが始まる!! 並んでる方々へのインタビューから、 今の時代を象徴するようなエピソードや、 ホロっとする繋がりが浮かび上がる。

      • プチリゾートin向島

        先週日曜日は疲れ果て、 毎週アップしてたnoteも休止。 「これはイカン」 と癒しを求めて、海外へ(笑。 尾道大橋を渡って10分ほどで、 Rondine(ロンディネ)に到着。 旅館に間借りしての営業なので、 ランチとカフェのみ。 地元産の桃を使ったパフェを目当てに、 予約して行きました。 ランチはパスタメインのコースで、 まずは前菜。激うま。 地元のトマト、パン、タコ。 完璧だ✨ そしてメインのパスタ🍝 野菜たっぷりで、 旨味も濃厚。大満足! そして目当ての桃パ

        • 月明かりのセンターライン【後編】

          真夏の夜・午前2時過ぎ。 真っ暗な国道2号線沿いの山賊・駐車場で、 僕達は無数の“族”たちに囲まれていた。 車のエンジンがかからないことを聞き終え、 族のリーダーと思しき男は 「お前ら!この車を押せ!!」 と言い放った。 「おおー!!」 と獣の咆哮にもにた叫びとともに、 僕の車[日産ラングレー]は あっという間に駐車場内を疾走し始めた。 友人3人も逃げるように車内に滑り込み、 “族”の生み出す桁違いの加速に恐怖していた。 「ギアを2ndに入れて…」 これはそ

        明日は2学期始業式

        マガジン

        • 初めての◯◯
          10本
        • 『今日この頃の疑問』ができるまで
          5本
        • 『学び合い』を実践してると…
          1本
        • 蘇る“わら人形”
          1本

        記事

          終業式までのカウントダウン

          このカウントダウンは、 きっと全国の小中高生の心の中で進行中。 しかし! 一番夏休みを心待ちにしてるのは… 教員かもしれない(小声)。 夏は夏で忙しいんだけど。 3者懇談。2学期授業準備。 夏“休み”とは名ばかりなのです。 でもね。 やっぱ精神的にね。 違うのです。 さて、今日一日、 今週の準備がしっかりできたぞ。 あとは早く寝て、 備えましょう( ̄∇ ̄) (今日は短い!)

          終業式までのカウントダウン

          月明かりのセンターライン【前編】

          広島の大学生が、免許とったら行く場所。 それは…山賊!! 広島市内から1時間以上かけて、 夜中に鶏を食べに行く。 現地は今でこそアミューズメント色が濃厚だが、 当時は真っ暗な2号線の中に突如現れる “祭り”のイメージ。 そんな山賊で体験した話をしよう。 セルが回らない 山賊焼き、山賊むすび、 ヤマメの刺身、山賊うどん等々を堪能し、 野郎4人で車に乗り込んだ。 ハンドルを握る僕は 「こいつら帰りは爆睡だな」 と思いキーをひねる。 「…」 無音。 キュルキュルどこ

          月明かりのセンターライン【前編】

          「眠くて死んだ人はいない」を考察

          先週の火曜だったと思う。 授業を終えて職員室に戻る途中、 同僚若手教員と教頭の会話が聞こえた。 若手「もう眠くて、眠くて…」 教頭「大丈夫。眠くて死んだ人はいないよ」 若手「…(返す言葉なく苦笑)」 すれ違いざまだったので、 その前の会話はわからない。 だから、 このやりとりだけを考察してみよう。 僕の仮説は以下の通りだ。 「いやいや、間接的な原因として、  眠気で命を落とした人は一杯いるでしょ」 真っ先に浮かぶのは、 居眠り運転。 そして入浴中の溺死。 さらに

          「眠くて死んだ人はいない」を考察

          “猫の恩返し”を待ち侘びて

          大学生の頃、ジョギングにハマった時期があった。 夜、土橋の自宅から宇品の友人宅までの約5キロを、 ほぼ毎日走っていた。 御幸橋を渡って右に曲がり、 電車通りから一本西側のバス道を走る。 遅い時間なら車も少なく、 快適に走れるのだ。 ある夜、走っていいると、 センターライン上に何かが見えた。 それは最初は石に見えたが、 近づくと「ニャー」と鳴いた。 子猫が香箱をつくり、 車道の真ん中でうずくまっている。 これはアカン。轢かれる。 僕は子猫を追い立てるように、

          “猫の恩返し”を待ち侘びて

          肥満児体操

          小1から小4まで、 僕は肥満児だった。 理由は、幼稚園卒園間近に受けた ツベルクリン注射だ。 反応がイマイチだったため もう一本打ったのが運の尽き。 僕は肋膜炎になってしまった。 おかげで小学校入学式には出れず、 2学期まで祖母の家で療養。 毎日栄養価の高い食事&睡眠で、 順調に皮下脂肪が育っていった。 元気にはなったが たまに親戚のおじさんに会うと 「いい体格しとるのぉ。  こりゃあ未来の横綱じゃ」 とテンプレ通りに言われるようになった。 僕の通った小学校では2限

          肥満児体操

          「休日に職員室で仕事ができるのが、いかに恵まれたことか」を考察する。

          この言葉は昨日の土曜日、 休日出勤した時に耳にした。 授業準備が勤務日だけでは 終わらなかったので、 不本意ながらの出勤だ。 県総体や春季総体の引率のため、 職員室は閑散としていた。 PCを立ち上げ、 iPadとクラウドを介して プリントを作成•保存していく。 ほぼほぼ出来たかな〜という時に、 試合引率から戻った教員が、 タイトルの言葉を言ったのだ。 僕に対してではなく、 他の同僚に対して。 前文の 「大会引率があると、  下手すると土日ともに屋外で、  授業準備

          「休日に職員室で仕事ができるのが、いかに恵まれたことか」を考察する。

          “最強の楯”VS“至高の矛”

          第166回直木賞受賞作 『塞王の楯/今村翔吾』 について書きます。 “最強の楯”VS“至高の矛”。 「矛盾」という言葉の語源を、 見事に体現した作品です。 主人公・匡介は幼い頃に 落城によって家族を喪い、 ライバル・彦九郎もまた 戦で父を喪った。 2人とも同じ思い 「戦国の世を終わらせて、  平和な国にしたい」を胸に、 職人としての修行に励む。 思いは同じ。 しかし2人が選んだ道は、 匡介「絶対に破られない石垣を築けば戦は終わる」 彦九郎「どんな城も落とす大砲の恐怖

          “最強の楯”VS“至高の矛”

          ASU・NOTE

          「もういいかい?」 遠くから聞こえるいとこの声に 「もういいよ」と答えた後、息を潜めた。 夏休みの最後の日。せっかく集まった従兄弟たちでのかくれんぼ。 お盆前から泊まっている僕には、絶対に見つからない自信がある。 おじいちゃんの昔の宝物が眠っている土蔵の奥。 趣味で集めた鎧を着てしまえば、どこから見ても飾ってある鎧いだ。 入り口で音がして、従兄弟とタケシが入ってきた。 「ケンちゃん…?」。 鎧を僕だと思って声をかける。でも返事はしない。 「…なんだ、鎧か…」。 踵を返して立ち

          チャンネル登録、目指せ100万人??②

          今朝、ついに念願の… YouTubeライブ配信をしました!! Googleさん、ありがとう!! 8:00〜9:00の1時間。 コンセプトは“自習室”。 そうです。 “とある男が…”の葉一先生のパクリです(汗 僕は中間試験後の授業準備をしたけど、 やはりカメラが回ってる効果でしょうか。 いや、それ以上の集中力で捗ったと思います。 「見られている」という効果、ありますね。 途中のプチアクシデント2つ、 ①カミさんのスマホ着信にビックリ。  →途中からは慣れた(笑 ②

          チャンネル登録、目指せ100万人??②

          “4つのC”の持つ力

          連休中、 NHKドキュメンタリーを見ました。 『ふたりのディスタンス』 この“ふたり”は女優 橋本環奈さん、上白石萌音さんです。 舞台“千と千尋の神隠し” ヒロインの千尋を、 ダブルキャストで演じました。 「誰よりも自分が一番正解」 を目指すのが当たり前の世界です。 歳の近いふたりですが、 稽古最初の頃の“距離”は遠かった。 しかし、 コロナ禍で稽古が止まる 大ピンチと戦う中、 お互いを一番近くで見て支える 最強のサポーターになっていきました。 環奈さん曰く 「千尋

          “4つのC”の持つ力

          直木賞、納得。

          『塞王の楯』読了。 様々な想いが去来し、 絶賛余韻に浸り中。 ポイントをネタバレしない程度に 整理すると…。 ①根底に“矛盾”という言葉の語源 ②リーダー論 ③核抑止論にも通じる思想との対決 ④民衆の連帯 と思う。 また、主人公は匡介という石積み職人だが、 ライバルの鉄砲職人・彦九郎も悩み成長する「もう1人の主人公」感があり、物語に重厚さを足している。 脳内では「大河ドラマ化」決定! 主役の匡介役は…賀来賢人さん、 彦九郎役は…福士蒼汰さんか閃いた!

          直木賞、納得。

          GW、読書の「旅」に出かけよう!

          「まるで、知識と知恵の  マリアージュやぁ!」  ↑彦摩呂風 僕は書店や図書館を訪れると、 心の中の彦摩呂さんが叫ぶのです。 4/23から始まった“こどもの読書週間”。 今年の標語 「ひとみキラキラ 本にどきどき」 の気持ちで、本に出会う旅に出かけましょう。 もちろん、感染防止対策はバッチリ決めてね。 ◆書店〜そこは旅の“駅” スマホでも手軽に本が選べる時代ですが、 随筆家・若松英輔さんは、 書店の魅力を次のように述べます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ イ

          GW、読書の「旅」に出かけよう!