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患者さんに立位前屈してもらうときに見ているところ

「腰が痛い」
と言われる方がいらっしゃったら、最初にできる範囲で立ったまま体を前に倒してもらいます。

みなさん
「身体が硬いから全然床に手がつかないよ」
と少し照れ臭いようにおっしゃられます。
でも実は床に手が届くかどうかは気にしていないのです。

では、どこを見ているかと言えば、身体のどこが動きすぎていてどこが動いていないかです。
簡単にいうと、股関節、腰、背中のどこが一番動いていて、どこが一番動いていないかを見ます。

動きすぎているところは負担がかかりやすいところです。
逆に動いていないところは、サボっているところです。

股関節、腰、背中を擬人化してみましょう。
股関節の又三郎、腰のコッシ―、背中の猫さんが3人で仕事をしています。
又三郎と猫さんは仕事をしているのに、コッシ―は全然動かないでサボっています。
すると又三郎と猫さんは
「キツイ!もう頑張りすぎて痛いよ」
と言いますがコッシ―は
「俺は平気だよー」
となります。

このとき痛くなる原因はコッシ―が働かない事ですが
痛くなるのは、又三郎と猫さんです。
痛いと言っている二人のケアをしてもコッシ―が働かない限りまた二人とも痛くなります。
だから、痛くないコッシ―が働くようにするのが大切になってくるのです。

話をまとめると、立位前屈をするときは硬いかどうかは気にしないでやって下さいね。ということです。

続ける思考を読んでとりあえず書いてみました。

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