過小評価されてそうなBingについて語ってみる
検索エンジンといえば、「ググる」という言葉が出るほど、Google一強の感じがありますが、今回は敢えて、マイクロソフトによるBingを紹介してみたいと思います。
Bingについて
Bingはマイクロソフトにより運用される検索エンジンで、2009年に開始されたサービスです。尚、米国ではよりシェアが高く、Yahoo!の検索エンジンとしても使用(日本ではGoogle)されている他、DuckDuckGoの検索エンジンの一つとしても使用されているようです。
全世界でのシェアは12%ほどに留まるようです。(Googleは79%)
内部的にはC#が使用されているようで、以前はバージョン情報を見ると使われているバージョンなどが表示されていたのですが、最近は出ないようになっています。
通常の検索
まず、これがBingです。(「サーバル」を検索したところ)
全体的に見ると、Bingは結構賑やかな感じがします。
いくつかのパーツを見てみます。
トップの方にはサーバルの基本情報などが表示されています。
その右下にはさらに、サーバルの詳細が表示されています。図鑑を見ているような感じの表示でなかなか見やすい感じがします。
回答表示とCopilot
BingはCopilotによる回答機能も装備されているため、キーワードとしてまとめるよりは、自然言語で知りたい内容を書く方がより的確な情報が出るようです。
この結果においてはボックスで大きく結果が表示されている他、Copilotによる回答も表示されています。そのため、ここから続けてCopilotに質問することも可能になっています。
ディープ検索
最近になって追加された機能としてディープ検索があります。ディープ検索はいわばGPT-4を使用し、検索結果を深掘りすることでより絞り込んだ検索をすることができる機能です。
検索語に上に表示されているディープ検索のボタンを押すと、ディープ検索が表示されます。(モバイル版では最下部に表示されます。)
これを実行するとしばらく時間がかかりますが、Bingが検索を絞り込んでいる様子が表示されます。
ディープ検索が終了すると、いくつかの視点での検索結果が表示されます。この検索の場合はサーバルの概要をテーマにした検索、飼い方をテーマにした検索、そしてけものフレンズのサーバルをテーマにした検索が表示されます。
けものフレンズのサーバルの検索に切り替えると、同じサーバルの検索でも、けものフレンズの情報をテーマにした結果に切り替わります。
このように、同じ検索でも複数のテーマがある場合などにディープ検索が便利な機能となります。
その他の機能
Googleなどと同じく、一通りの検索機能があり、例えば、フライトや地図、ニュース検索などを利用することが可能です。ただ、Google Mapsにあるようなナビゲーションアプリとの連携などもなく、またストリートビューにあたる、ストリートサイドもあまり収録されていないため、あまり使い勝手がよくなく、個人的にはあまり利用していない部分でもあります。
店舗情報などは各種の評価情報などと併せて表示され、情報はリッチであるため、歯がゆい部分ではあります。
尚、ビジネス版のMicrosoft 365を使っている企業で、かつ仕事用アカウントでログインしている場合は、社内情報もまとめて検索できるという特長もあります。
ということで、今回は軽くBingについて書いてみました。特にCopilot Proを使用していることもあり、日ごろの検索のニーズはほとんどBingで満たしており、最後に書いたように一部のサービスを除いてはほとんど不都合なしに使用しています。
よろしければ試してみてください。