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アクティブに行こう!ETF


ETFとは

来年から新NISAが拡充されることとなり、投資信託という言葉はだいぶ浸透してきていますね。

投資信託は、積立投資などでよく買われるものですが、一般的には、ネット証券会社をはじめとする証券会社を通じて売買することが多いと思います。

それが、上場している株式銘柄と同じように、取引時間中であれば、いつでも売買できる投資信託があるということはご存知ですか?

それがETFと呼ばれているものです。

ETFといえば上場投資信託のことですが、言葉だけでも聞いたことがある人は多いかと思います。
簡単に言うと、株の売買取引をする東京証券取引所、通称「東証」に上場されている投資信託のことです。

上場しているので、個別の株式銘柄と同じように売買できます。
もちろん、取引時間中(株式用語では“ザラ場”と言います)に値が動きますから、買いたい値の時に買うこともできるし(成行注文)、価格を指定して注文することもできます(指値、逆指値注文)。

しかも、数千円で買えるものもありますので、個人投資家にも馴染みやすいのではないかと思います。

ETFにアクティブ型登場

このETFは、これまではパッシブ型、つまりは株式指数と連動して運用されるものだけだったのですが、今回、アクティブ型、つまり市場平均を上回る運用成績を目指す上場投資信託が登場したとして話題になっています。

まずは6本のアクティブ型ETFがデビューし、すべて株式で運用されます。

混同されがちなので予めお伝えすると、これまでもアクティブ型投資信託自体はあります。
ただ上場されているわけではなかったので、同じアクティブ型でも非上場の投資信託でした。

さて、お話は戻り、アクティブ型ETFを語る上で魅力の1つとされているのが、通常のアクティブ投信と比べると、信託報酬などのコストが低いことです。
非上場のアクティブ型は、信託報酬が年1%を超えるものが多いのですが、同じアクティブ型でもETFの場合は、年1%未満となります。(今回上場された6つのETFの場合t)

また、通常の(今までの)アクティブ投信は、市場平均を上回る運用を目指すものの、実際には下回ってしまうものが多いとされています。

同じアクティブ型であれば、同じ運用実績ならばコストが低いETF(上場投資信託)を選んだ方が良いと考えても不思議ではないはずです。

海外ではすでに浸透

海外では、このアクティブ型のETFは、かなり普及しています。
英国調査会社ETFGIによると、世界25カ国で取引されていて、総資産残高6280億ドル、日本円で約90兆円もあるそうです。

このアクティブ型ETFは、米国の個人投資家にもすっかり浸透されているようで、投資先を分散できるとして有効活用されています。

国内でも、株式投資の経験者は特に、アクティブ型ETFはすぐに馴染むと思います。

また、株式投資に興味があるけど、ハードルが高いと感じていている人は、まずはこのアクティブ型ETFで慣らしてみるのも良いかと思います。


参考、引用
9/9付け日本経済新聞「ETFにもアクティブ型」
#投資 #株式投資#投資信託#ETF

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