【映画100選 超ショートレビュー 第14回】座頭市物語(1962)
一部の隙もなく緻密に設計された構図にフィックスとパンショットが交差するキャメラワークが活劇の息吹きを吹き込み、モノクロの画面と相まって、その空間にたちまち異様な殺気を作り出す。
映画史上に残る座頭市(勝新太郎)と平手酒造(天知茂)の対決シーン、背中にもたれかかった平手の消えゆく温もりに惜別の涙を流す座頭市のクローズアップは必見だ!
1962年製作/96分/日本
監督:三隅研次
日本初公開:1962年4月18日
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